表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

未来からのハガキ

始め、短めです。


時は、2020年1/1。新年、箱根だ、とか、昨日のガキ使は面白かったね、とか言っていつも通りのほほんと過ごしていた中学生、押川斗真(おしかわとうま)の元に、一通の年賀状が届いた。差出人は、クラスメイトの縦野二郎(たてのじろう)だったが、裏面を見て、斗真は驚愕した。そこには、到底信じられないような言葉が書かれていた。

"あけましておめでとうございます。

こちらの世界では今、第32次ハガキ大戦

が起きています。


進も地獄、退くも地獄の世界が足元に広

がっています。


なので私は進みも退きもせずコタツに埋

いようと思っております。極楽とはこの

ことをいうのでしょう。

自己紹介遅れました、私、令和253年か

ら来た縦野二郎です。

何故未来からわざわざハガキが届いたか

というと、ようは2019年の二郎が年賀

状をサボったからです。

私が変わってお詫びいたします。


では、改めて。今年もよろしく。"

取り敢えず、突っ込みどころは色々あるが、二郎にしては言葉の隅々から知性が溢れているので、俺はすぐLINEを開き、二郎に確認のメッセージを送る。

『お前、今年の年賀状ふざけたろ?』

そうしたら、帰って来たのは予想もして居ない言葉だった。

『あ、ごめん、ことし出すの忘れてたわ。』


いや、おかしい。確かに、二郎が年賀状をサボったっていう文面とは一致するけど、あまりにも他が非現実的すぎる。だいたい、令和って253年まで続くのか、そうすると、今の天皇は、だいたい、30…いや、やめよう。気持ちが悪くなる。てか、問題はそこじゃ無いんだよ。まず、未来から年賀状っていうのもおかしいし、ハガキ戦争とか意味わかんないし、その上二郎は布団に潜ってる?ま、二郎らしいっていえば二郎らしいけど、にしたって、おかしいだろ。という訳で俺は、二郎のイタズラだと断定することにして、明日の学校の用意を済ませた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ