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おなかすいたー
ぐるぐるーーーー
と私のお腹が間抜けな音を出した
お腹空いたんだもの仕方ない
そういえば喉も渇いた
【お?腹が減ったのか??小さきものよ何か食うか?】
え?食べさせてくれるの??
「食べたい!!」
私の口が勝手に動く
ドラゴンは待っておれと言い残して、どこかへ行ってしまった
今のうちに逃げ出そうと思ったが、白い糸は上半身を自由に出来るように、下半身は逃げられないように両足をまとめてぐるぐる巻きにしていた
逃げられない
何とか切れないかとジタバタしていたが、疲れてお腹が空くだけだった
しばらく待っていると美味しい匂いがしてきた
私と同じくらいの女の子がお皿に茶色い何かをかけて持ってきてくれたのだ
何だろうこのかいだ事の無い、でも美味しいってわかる不思議な感覚
「食べるが良い小さきもの。お前の世界のカレーライスという食べ物だ。これなら抵抗無く食べられるだろう。」
「かれーらいす?」
私は女の子に木のスプーンを持たせてもらい・・・・・・
おそるおそる茶色ものを口に入れる
衝撃が走った
何これ何コレ何なのこれ?!
なにこれーーーーー!!!!!
私は語彙力を無くした




