私たちは永遠を信じています
辺りはすっかりオレンジ色に染まり、少し肌寒く思える。
「んー、今日は楽しかったなあ」
彼女は腕を伸ばし、喜びを顔に現わしている。
「そうだな、遊園地なんて久々だったし」
「あんな夢のような時間が永遠に続いたらいいのにね」
無邪気な笑顔を向けて彼女がこっちを見る。
「永遠ねぇ」
「そういえば、永遠って本当にあるのかな? ものとかもいつかは壊れるし」
確かにその通りだと思う。
それでも、
「俺は永遠はあると思うぞ」
「え?」
彼女が足を止めてこちらを見る。
「前世や来世があるって言われてるし、運命だってある。つまり記憶はなけれど永遠に生きてることに変わりないと思うんだ。きっと前世でも君に会ってるだろうし来世でもきっと会えると俺は思ってる」
彼女は頬を赤く染め、俺のことを見ている。
「……そっか」
彼女は突然走り出したかと思うとこちらに振り向き、
「だったら私、君を永遠に好きでいれるって信じてるね」
と満面の笑みを浮かべていた。
その笑顔は夕日によってオレンジ色に輝いている。
そして、この輝く笑顔を永遠に守りたいと思った。
この思いは、永遠に変わることはないはずだと信じて。