表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/23

青い星。地球

「おっ!」


僕の視線の先には青々と光る星があった。


水に覆われた星だろう。


「エマ!見つけたよ」


「えっ!本当に?」


そういうと僕の望遠鏡をのぞいてきた。


「本当だ!」


目をかがやせながら僕のほうを向く。


少し得意げになった。


さて、あとはどうやって宇宙空間を進むのかということだが……。


妙案が思い浮かんだ。


「よし!行こう!」



 僕たちは星を見失わないように慎重に慎重に宇宙へと進んだ。


ちなみに、今は宇宙服を着ているので安心だ。


いざ!宇宙へ!



 宇宙は、黒い。


明るいのは星だけで、それ以外は光を発していない。


正確にいうとすべての星が光を発しているわけではないのだが。


……それにしても、星は動くのが早い。


今まで見ていたものはあくまでも、一面でしかなかったということだ。


そんな世界で僕たちの移動方法はこれだ。


エマにモノを出してもらいそれを押して進んでいる。


要は壁を作って進んでいるということだ。


気を付けなければいけないのは重力に引っ張られないことだ。


重力に引っ張られては、帰ることもできなくなってしまう。


まあ、そんな心配をしながら宇宙を進んでいた。



重力に引っ張られることなく青い星の近くに来たが、順調すぎて不安になる程度だった。


「なあ、宇宙ってこんなに平和なんだな」


「そんなこと言われても知らないわよ」


つっけんどんに突っぱねられる。


まあそうか。生物いないんだから平和なのが当たり前なのかもな。


そんなことを一人で勝手に結論付ける。


しかし、一つの疑問がわき出てきた。


「天使の世界では戦争ってないの?」


「ないわよ。起きようがないわ」


起きようがないといってもソフィーのような天使がいる以上可能性はゼロではないはずだ。


しかし、エマは起きようにないと今言った。


その真意は何なのだろうか。


聞くべきか、聞かないべきか。



 そんなことをかんがえているうちに青い宇宙の重力にとらわれた。


どうやらこの星はほとんど水のようだ。


まだ地球かどうかはわからない。


せめて、地上に降りたい。


そう願い僕たちは降下した。




無事、地上を見つけ、降りることができた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ