18話 フレンド
ログインしました。
現在時刻は8:00。
学生の長期休暇最っ高!
今日の予定は、西平原のバンと呼ばれる猪に似た魔物の肉を6体分に、北の山にマリットという太って飛べなくなった鷲のような魔物の肉を3体分を3時までに"灯"に持って行っていつも通りアルバイトって感じだな。
今日は肉だけの納品か。レベル上がりそうだ。
っと、それじゃあ、ステータスでも確認しておきますかね。
[ステータス]っと。
プレイヤー:リート 性別:男
種族:ヒト族:Lv17(+11) 職業;ーーー
称号:〘リリエルの寵愛〙
《ステータス》
HP:132/132(+77)
MP:112/112(+55)
ステータスポイント:0
STR:35(+16)
VIT:26(+11)
INT:36(+16)
MND:28(+12)
AGI:37(+18)
DEX:38(+17)
《アビリティ》
アビリティポイント:35
[隠密:Lv9][投擲術:Lv15][精密操作:Lv11][俊足:Lv8][水魔法:Lv11][精神力強化:Lv5][鑑定:Lv10][治癒魔法:Lv14][付与魔法:Lv10][火魔法:Lv8]
控え:[高速詠唱:Lv1][料理:Lv9]
となった。
新たにアビリティ所得で[火魔法]と[料理]を所得した。
何だかんだでアルバイト中での狩りで十分レベルが上がったように思う。
さて、それじゃあ西平原に行ってから次に北の山、そして"灯"という順番で行こうか。
そうして、メニューを閉じようとした時、
ピコンっ。
と電子音がなった。
ん?何の音?
そうして、メニューを見てみると[チャット]の項目が点滅していた。
とりあえず押してみようか。
そうして、[チャット]を開いてみると、《運営からのお知らせ》というタイトルのお知らせが届いていた。
なんだこれ?まぁ、開いてみるか。
そして、《運営からのお知らせ》を押してみると、
《WSO運営よりお知らせです。プレイヤーの皆様、この世界には少しずつ慣れてきていただけましたでしょうか?少しでも早くこの世界に慣れ親しんでいただき、この世界の者たちと交友を深めていって頂けたら幸いです。さて、今回の運営のお知らせですが、WSOの世界で初めてのイベントを開催します。詳細はまだ明かせませんが、この世界の者達との協力が必須なイベントであると宣言しておきます。このイベントはこのゲームがリリースしてから20日後の8/9に開催し、ちょうど現実世界でも休日になります。なお、イベントの際にはゲーム内時間を加速させます。イベント参加者は8/9の現実時間で午前10時までに東草原にお集まりください。ゲーム内時間で一週間を予定しており、現実時間で午後10時に終了となります。参加されない方は午前11時までは東草原に近付かないで下さい。最終確認のウィンドウを参加の際には表示することにはなりますが、万が一それも了承されると、現実時間で二時間が経過するまでは出られません。体感時間では約二日ほどです。それでは20日後の8/9に多くのプレイヤーの皆様方が東草原にお集まり頂けることを運営一同期待しております。それでは引き続きWSOの世界をお楽しみ下さい。》
という内容のものだった。
なるほど、初イベントか。
『この世界の者達と協力が必須なイベント』か。
まあ、今から悩んでも仕方が無いか。
とりあえず8/9はアルバイト休ませてもらうか。
イベントが来るとなると[治癒魔法][付与魔法][隠密]は上げておきたいな。
これをメインに今日は狩りをするか。
それじゃあ、バン狩りから行きますか。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「かの者に強き力を『エンチャント・STR』」
と自分に杖の先端を向けて発動。
そのまま杖の先端で脳天に一撃を叩き込み、怯んだところに突きを放つ。
そうして、幾度となく突きを放った後に、ダメ押しの1発で杖の尖っている方を頭の上に目掛けて[投擲術]を発動して一気にHPバーを削りきった。
『You win!』
『経験値を入手しました。アイテムを獲得しました。』
「よし。これでバンの肉はすべて確保っと。余裕余裕、って訳にはまだ行かねぇな。
かの者を癒せ『ヒール』
これで9割回復か。まぁ、歩いている間に回復するかな?んじゃ、北の山へ向かおうか。」
そういってバンとの戦闘を少々傷付きながらも終えて、北の山へ向かって歩き出す。
するとそこへ、
「あ、あの!」
と可愛らしい声がかかった。
しかしリートは自分のこととは思わずそのまま歩き出す。
「あ、あの?そこの杖を持った緋色の髪のお兄さん!」
と再び声をかけられ、自分の特徴を思い出して振り返る。
そういや俺頭緋色にしたっけ。
「俺か?」
「そうですあなたです!」
さっきから声を掛けてきていたのは小柄な杖を持った女性と呼ぶにはまだ幼い少女であった。
ブラウンのストレートの髪に黒目、丸顔の150cm程の彼女であった。
うん。知らない子ですね。
「なにか?俺は貴女の事は知らないのだが?」
「初対面ですからそうでしょう。あの!ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか!」
と元気に聞いてくる少女。
活きがいいな。
って、なんだか魚みたいな表現してしまっているな。
「答えられる範囲なら答えるが、生憎俺は北の山に用事があるから手短に頼む。」
「お時間は取らせません!先ほど戦い方を遠くから見ていたのですがあなたが途中で自分にかけていた魔法は何ですか?」
「ああ、あれは[付与魔法]だよ。」
「やっぱり[付与魔法]ですか。ちなみにどのクエストで習得しましたか?」
「クエスト?何の話だ?俺は普通にアビリティ所得の時に習得したぞ?」
「あなたこそ何を言っているのですか?アビリティ所得の選択肢には[付与魔法]はありませんでしたよ?私は付与魔法使いになりたいと思ってずっと探していたんですから!」
「そう言われてもあったものはあったとしか......あっ、違う。[付与魔法]は確かリリィが選んでくれた魔法だったな。ああ、すまない。リリィというのは俺のサポートAIだった奴で彼女にアビリティを選んで欲しいって言ったら選んでくれたんだ。」
「何ですかそのサポートAI。というかサポートAIにアビリティ選択を任せた!?何を考えてるんですかあなたは!」
「何って、俺はただアビリティが決められなくて神様の言う通りにしようと思ったけど、顔も知らない神様よりもリリィに選んで欲しくなったから選んでもらった。」
「まさかサポートAIに選択を任せると隠しアビリティが出現するとは恐るべしWSOです。それではあなたは[付与魔法]の習得方法はご存知では無いのですね?」
「ああ、お役に立てなくて申し訳ないな。」
「いえいえ。WSOに[付与魔法]が存在するということが分かっただけでも収穫です!ありがとうございます!」
そういって笑顔を見せる彼女。
可愛い笑顔じゃないか、
「私、プッカと言います。宜しければ私とフレンド登録していただけませんか?もし、面倒でなければ[付与魔法]の習得方法などがわかった場合はご連絡頂きたいのですが......。ダメ...でしょうか?」
と上目遣いでフレンド登録を送ってくる彼女-プッカ-。
『プレイヤー:プッカからフレンド申請が届いています。
承認しますか? はい いいえ 』
「俺はリート。フレンドか、いいよ。習得方法とかが分かったら連絡するよ。」
そういって目の前のウィンドウのはいを押す。
「よろしくお願いしますね。リートさん。」
「ああ、こちらこそだプッカ。」
といって握手を交わした。
初めてのフレンド-プッカ-の登場です。
実は[付与魔法]が隠しアビリティという設定にいつの間にかなっていました。
何でだろうか?書いていると訳が分からなくなりますね。
さて、初めてのイベントが告知されました。
ある程度形は出来てたのでイベント編を執筆していきたいと思います!




