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残存ツンドラ逃走劇  作者: 星野夜
21/21

番外編『キャスト打ち上げ会』

注意:この内容は本編とはまったく関係性ゼロです。イメージ破壊になってしまう可能性があるのをご了承ください。そして、この内容は全て適当である。





『今回、当小説で登場した人物をまずは紹介。』


『当小説の主人公、子供だけど弓を扱えば大人顔負け。『心配ない』が口癖の男の子。カイト!』


「どうも。カイトです。…何話せばいいのか分かんないけど…とりあえず、頑張ったよ。」


『カイトさんは少し緊張しているようです。』

『続いては、カイトの幼なじみ。心配症が過ぎる女の子。ルマ!』


「・・・・・・。」


『ルマさんも緊張が解けないみたいですねぇ…はい。』

『そして次、ただの馬鹿。』


「馬鹿だと?てめぇ、しばかれてぇのか?」


『す、すいませんでしたァァァ!』

(だって、現に馬鹿みたいなことしてんじゃん。カイトに負けた後、俺の命はお前が好きにしろーみたいなこと言っといて、後々で裏切り行為に走るわ、負けたからって自殺するわ…問題児にも程があるよ。あっ、こいつ大人だから問題児じゃないのか。)


『気を取り直して…三人揃ったわけですから、打ち上げを始めさせていただ―――』


「ちょいと待ちなよ!私を忘れてんじゃないの!」

 一人の少女が飛び込んできた!緑に統一した服、腰のククリ。茶髪のショートを持つ女。それはネリア。過去に色々あって出会った戦友みたいなもの。

「何で私を呼ばないのよ?キャスト陣で打ち上げなんて、聞いてない聞いてない聞いてないぃ~!」

 登場早々から煩わしい女だと思っているヘルメスことクロノス。

 ネリアは溜息を吐いた。

「大体、こんなつまんねー童話…まず童話じゃないし。こんなのを誰が読むわけ?何で打ち上げを開くわけ?馬鹿じゃないの?」

 カイトはネリアをなだめます。

「まぁまぁ、そう怒らないで。今、激怒プンプン丸になってる?」

「何であんたは早速現代語にのめり込んでんのよ!」

「お前の順応性が悪いんだよ。カイト、こいつは今、激怒スティックファイナリアリティプンプンドリームって奴だよ。」

 ヘルメスがそう訂正。

「あぁ~、それね。」

 納得するカイト。

「納得すんなぁ!」

「ネリア、落ち着いて。」

 ルマがネリアにそう言った。

「あんた心配症なんだから、もっと慌てなさいよ!」

「えー。」

 ルマは気だるそうにしていた。

 ネリアは三人を指差しながら、

「あんたもあんたもあんたも!みんな本編が終わったからってだらけ過ぎなのよ!これも一応、読者は見てるんだからね!」

 そう叱咤した。

「もう良いじゃん、そんなこと。別に僕らが僕らの本性を出したところで何が悪いわけ?」

「全部だぁ!」

「そうだよ、ネリア。女の子は純粋が一番って言うでしょ?素直に生きましょ?まぁ、所詮は下級生物。それぐらいもできん、クソ物質だ。我の力には遠く及ばない。」

「あれぇ?今、何かとてつもなく黒い物が―――」

「ネリア、お前、さりげなく突っ込みに回ってるが、ちっとも上手くねぇぞ。意識して言ってんだったらやめとけよ。ルマの言う通り、つまんねぇぞ。俺も本性で行かせてもらうぜ。ネリア、この僕ちゃんと付き合わない?」

 ネリアドン引き。

『とりあえず、四人揃ったんだし…打ち上げスタートってことで良い?俺、もうナレーション疲れた。帰るわ。』

「え?!」

「「「乙~。」」」

「あんたらタイミング完璧だな!どうするのよ、ナレーションなしって…ずっとセリフだけ?そんなのただの通信履歴じゃない。」

「大丈夫、僕が代わりにやるから。」

 そういうわけでカイトいっきまぁ~す!

 四人は打ち上げを始めたんだ。あーっと…え~っと…そして終わりました。

「終わったぁ!何してんの、カイト?!やるならしっかりやりなさい!」

「殺るならしっかり?」

 カイトの矢がヘルメスの頭部に貫通しました。

「はい、おK!」

「おKじゃないから!ヘルメスを蘇生させなさい!」

 ヘルメスの屍は組成しました。

「はい、おK!」

「そうじゃないわよ、だから―――」

 ネリアの前にルマが立った。

「ネリア、黙っとけ。我に…あ、私に任せて。」

「今、何か―――」

 ヘルメスの屍が現れた!


ヘルメス(VER屍)

LEVEL100

HP1

ATTACK2000

DEFENSE2000

SPEED2000


「ナニコレ?!どこをどうしたら、ヘルメスが野生から現れるのよ!ていうか、体力少なっ!」

「良いじゃない、これで。攻撃から速度まで全部2000なんだし。ふっ、戦闘力たったの2000か。ゴミめ。」

「フリーザか!何で2000?その数に何の意味があるわけ?」

「太達だよ、太達。SAITAMA2000的な?僕だったら当然こんなの余裕で弾けるけど。僕だったら弾けるけど?」

 自慢げなカイト。

「何で既に現代のゲームに順応してるのよ?!」

「カイトだけじゃない…。私…我だってドラクエぐらいできるけどー。我だったら、できるけどー?!」

 さっきから何かしらの曲に合わせてアピールする二人。一体何がしたいのか?それを僕自身がナレーションするのって…。

「まぁ、まずはヘルメスを処理しないと。僕は面倒だからパス。」

「ならば、我に任せろ!喰らえ、スターバックスストリーム!」

 ルマの攻撃、スターバックスコー…じゃなくて、スターバックスストリーム!ヘルメスに999999のダメージ!ヘルメスは倒れた。ルマは999の経験値を手に入れた。

「名前が微妙に違う!」

 ルマの言い分。

「だってー、本名の方出したら著作権管理団体がー。」

「何で現代の仕組みを理解してんの!」

「そういうネリアこそー、このネタに追いつけてるじゃなーい。」

「うぐっ、そ、それは…。」

 戸惑うネリア。

「なら、終わらせるための一言、知ってるよね~?」

 ルマはネリアの手を取った。

「それではご一緒にぃ~、」

「「バルス!」」

 言っちゃった!

 直後、辺りを光が包み込んで消えた。


 ヘルメス(しかばね)は蘇った。ヘルメス(しかばね)はゾンビ。故に復活する。

「それでは…さようなら。」

 ヘルメスの攻撃、ハルマゲドン!

 視界が真っ暗になった。


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