番外編『キャスト打ち上げ会』
注意:この内容は本編とはまったく関係性ゼロです。イメージ破壊になってしまう可能性があるのをご了承ください。そして、この内容は全て適当である。
『今回、当小説で登場した人物をまずは紹介。』
『当小説の主人公、子供だけど弓を扱えば大人顔負け。『心配ない』が口癖の男の子。カイト!』
「どうも。カイトです。…何話せばいいのか分かんないけど…とりあえず、頑張ったよ。」
『カイトさんは少し緊張しているようです。』
『続いては、カイトの幼なじみ。心配症が過ぎる女の子。ルマ!』
「・・・・・・。」
『ルマさんも緊張が解けないみたいですねぇ…はい。』
『そして次、ただの馬鹿。』
「馬鹿だと?てめぇ、しばかれてぇのか?」
『す、すいませんでしたァァァ!』
(だって、現に馬鹿みたいなことしてんじゃん。カイトに負けた後、俺の命はお前が好きにしろーみたいなこと言っといて、後々で裏切り行為に走るわ、負けたからって自殺するわ…問題児にも程があるよ。あっ、こいつ大人だから問題児じゃないのか。)
『気を取り直して…三人揃ったわけですから、打ち上げを始めさせていただ―――』
「ちょいと待ちなよ!私を忘れてんじゃないの!」
一人の少女が飛び込んできた!緑に統一した服、腰のククリ。茶髪のショートを持つ女。それはネリア。過去に色々あって出会った戦友みたいなもの。
「何で私を呼ばないのよ?キャスト陣で打ち上げなんて、聞いてない聞いてない聞いてないぃ~!」
登場早々から煩わしい女だと思っているヘルメスことクロノス。
ネリアは溜息を吐いた。
「大体、こんなつまんねー童話…まず童話じゃないし。こんなのを誰が読むわけ?何で打ち上げを開くわけ?馬鹿じゃないの?」
カイトはネリアをなだめます。
「まぁまぁ、そう怒らないで。今、激怒プンプン丸になってる?」
「何であんたは早速現代語にのめり込んでんのよ!」
「お前の順応性が悪いんだよ。カイト、こいつは今、激怒スティックファイナリアリティプンプンドリームって奴だよ。」
ヘルメスがそう訂正。
「あぁ~、それね。」
納得するカイト。
「納得すんなぁ!」
「ネリア、落ち着いて。」
ルマがネリアにそう言った。
「あんた心配症なんだから、もっと慌てなさいよ!」
「えー。」
ルマは気だるそうにしていた。
ネリアは三人を指差しながら、
「あんたもあんたもあんたも!みんな本編が終わったからってだらけ過ぎなのよ!これも一応、読者は見てるんだからね!」
そう叱咤した。
「もう良いじゃん、そんなこと。別に僕らが僕らの本性を出したところで何が悪いわけ?」
「全部だぁ!」
「そうだよ、ネリア。女の子は純粋が一番って言うでしょ?素直に生きましょ?まぁ、所詮は下級生物。それぐらいもできん、クソ物質だ。我の力には遠く及ばない。」
「あれぇ?今、何かとてつもなく黒い物が―――」
「ネリア、お前、さりげなく突っ込みに回ってるが、ちっとも上手くねぇぞ。意識して言ってんだったらやめとけよ。ルマの言う通り、つまんねぇぞ。俺も本性で行かせてもらうぜ。ネリア、この僕ちゃんと付き合わない?」
ネリアドン引き。
『とりあえず、四人揃ったんだし…打ち上げスタートってことで良い?俺、もうナレーション疲れた。帰るわ。』
「え?!」
「「「乙~。」」」
「あんたらタイミング完璧だな!どうするのよ、ナレーションなしって…ずっとセリフだけ?そんなのただの通信履歴じゃない。」
「大丈夫、僕が代わりにやるから。」
そういうわけでカイトいっきまぁ~す!
四人は打ち上げを始めたんだ。あーっと…え~っと…そして終わりました。
「終わったぁ!何してんの、カイト?!やるならしっかりやりなさい!」
「殺るならしっかり?」
カイトの矢がヘルメスの頭部に貫通しました。
「はい、おK!」
「おKじゃないから!ヘルメスを蘇生させなさい!」
ヘルメスの屍は組成しました。
「はい、おK!」
「そうじゃないわよ、だから―――」
ネリアの前にルマが立った。
「ネリア、黙っとけ。我に…あ、私に任せて。」
「今、何か―――」
ヘルメスの屍が現れた!
ヘルメス(VER屍)
LEVEL100
HP1
ATTACK2000
DEFENSE2000
SPEED2000
「ナニコレ?!どこをどうしたら、ヘルメスが野生から現れるのよ!ていうか、体力少なっ!」
「良いじゃない、これで。攻撃から速度まで全部2000なんだし。ふっ、戦闘力たったの2000か。ゴミめ。」
「フリーザか!何で2000?その数に何の意味があるわけ?」
「太達だよ、太達。SAITAMA2000的な?僕だったら当然こんなの余裕で弾けるけど。僕だったら弾けるけど?」
自慢げなカイト。
「何で既に現代のゲームに順応してるのよ?!」
「カイトだけじゃない…。私…我だってドラクエぐらいできるけどー。我だったら、できるけどー?!」
さっきから何かしらの曲に合わせてアピールする二人。一体何がしたいのか?それを僕自身がナレーションするのって…。
「まぁ、まずはヘルメスを処理しないと。僕は面倒だからパス。」
「ならば、我に任せろ!喰らえ、スターバックスストリーム!」
ルマの攻撃、スターバックスコー…じゃなくて、スターバックスストリーム!ヘルメスに999999のダメージ!ヘルメスは倒れた。ルマは999の経験値を手に入れた。
「名前が微妙に違う!」
ルマの言い分。
「だってー、本名の方出したら著作権管理団体がー。」
「何で現代の仕組みを理解してんの!」
「そういうネリアこそー、このネタに追いつけてるじゃなーい。」
「うぐっ、そ、それは…。」
戸惑うネリア。
「なら、終わらせるための一言、知ってるよね~?」
ルマはネリアの手を取った。
「それではご一緒にぃ~、」
「「バルス!」」
言っちゃった!
直後、辺りを光が包み込んで消えた。
ヘルメス(しかばね)は蘇った。ヘルメス(しかばね)はゾンビ。故に復活する。
「それでは…さようなら。」
ヘルメスの攻撃、ハルマゲドン!
視界が真っ暗になった。