表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウォーバーズ  作者: F.Y
戦争の鳥~南海に戦士は舞い降りる
6/72

エクササイズ・ディエゴ-3

 インド上空 4月17日 1003時


 佐藤、ヒラタ、コガワは空中給油の訓練に入っていた。"ウォーバーズ"はアメリカでモスボールされていたKC-135Eを6機導入しているものの、人員の関係で一度に使えるのは1機までになっている。

『あと2マイル、エンジンパワー絞れ』

給油オペレーターのシャルル・ユベールが佐藤のF-15を誘導した。

『ちょっと右・・・・行き過ぎだ。左にほんの少し戻せ・・・・そこだ。そのままで』

F-15の機体左側の給油口にフライングブームが接続され、燃料が流し込まれる。

「一度に1機までとは辛いな。まーあ、フライングブームだから仕方がないか」佐藤が言う。

『ハリアーやF-35Bならベクタースラストが付いているから2機同時でも大丈夫じゃないのか?』とヒラタ。

「だな」

 プローブアンドドローグ式でたまに行われる2機同時空中給油は、2機の戦闘機またはヘリ、給油母機の絶妙な編隊維持能力が必要なため、かなり難易度の高い技だ。


 佐藤は燃料計を確認するとブーマーに親指を立てて合図して(それが見えるくらい戦闘機は給油機に接近する)、その場から離れた。

 右隣を見ると、KC-135の翼端のポッドから流されているドローグからコガワのホーネットが給油を受けているところだった。

 佐藤はF-16に乗ったヒラタにその場を譲ると、僚機が給油を完了するまでその場で待機した。

『こちら"ウォーバード2"、給油完了。離脱する』

この言葉を合図に3機は再び編隊を組んで飛び去った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ