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ごほうび!!

作者: ソウ マチ

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


ひだまりのねこさんから、ごほうびをいただきましたのおおおおおおっっっ!! ペットのジョナン(ツマグロヒョウモン蝶)も描かれている!! なんて素敵!! そしてこれがワタクシ!? 透明感あふれる凛としたたたずまいが、実物のワタクシに似てなくもないこともないことはない! ないです! 似てないです!


この素晴らしいイラストの後に実物のワタシを見たら、ガッカリすること間違いなし! ガッカリしたい方はネットで「ソウマチ」または「ソウ マチ」と検索してみてください。 おっさんみたいなワタシの画像がアホほど出てきますから!! さあ、ガッカリするがいい!!


ワタシを描いてくださったのもうれしいですし、ジョナンもうれしいです! ジョナンは蝶になってベランダから飛び立ったようなので淋しかったのですけれど、こうしてイラストにしていただけたので、いつでも会えるようになりました!! うれしい~!! 夢みたい☆ ひだまりのねこさんに永遠の栄えあれ!! ありがとうございます!!


ウキウキした気分で、返り討ちにあったお話を。


続巻は実在する遠い国が舞台になる予定です。できれば取材に行きたい。いや引きこもりなので本当は行きたくないのですけれど、取材に行ったほうが良いのはわかっているので行きたい。そこで担当様に相談してみました。


ソウ:取材で遠くへ行ったら、取材費って出ますか?


もし自腹で行くとしたら、印税が吹っ飛ぶ金額です。余裕でなくなる。ww しかも足りない。ww もし取材費が出るなら行けるかも??


返ってきたメールの概要は下記の通りです。もっと優しく丁寧なメールでしたけれど要点のみ書きます。


担当:バブルの頃は取材費が出ていたが、今は出ていない。


ふむふむ、なるほど。あの時代は景気が良かったんだ。


担当:ごく一部の大御所作家さんには取材費が出るかもしれないが、ソウさんは該当しない。


まあ、そうでしょう。書く前からベストセラーになるのがわかっている作家じゃないと、先行投資はできないだろう。


担当:この頃は売れっ子作家さんが担当を旅行に招待することが多い。


知らなかった。作家が担当様をご招待するのか。バブルと正反対やな……。


担当:ゆえにソウさんが売れっ子になって、私を旅行に招待願いたい。


ぶっ! 取材費が出るかお尋ねしたのに、返り討ちにあってしまった!! いつかご招待できるよう精進いたします!!


〇自分の本をたくさん買うお話


おかげさまで二巻が出て、お世話になった市町の図書館や小中学校に献本するため、あちこちとアレコレしています。生活困窮で本が買えない家庭の子にも私の本で楽しんでほしいので、ご縁を頂いた市町さんとアレコレしています。


ジュニア文庫の担当様にお願いすれば、自著は割り引き価格で購入できるらしい。けれどもお世話になっている書店様に少しでも恩返しをしたいので、私は自腹で定価で寄贈先の地元の複数の書店様から購入しています。


この時にモメるのが「同じ本は大量に買えない問題」です。何度か書店さまが説明してくださったのですけれど、いまだに理解できてないのですが、同じ本はたくさん買えないらしい……。けれども私は同じ本がたくさん欲しい。5冊以上はむずかしいそうですけれど、私が一度に買うのは10~15冊です。一巻のときは「できません」と何度も言われました。


できないと困るので、何とかしないといけません。どうするか? 


「お世話になっております。この本の作者でございます。自著を献本するために大量の自著が必要なのです。何とかしてください」


たいていの店員さまは「えっっっ!?」となります。そして固まる。そりゃ、そうだ。いきなり作者が自分の本を大量に買いにくることなんて、そうそうない。伊賀や甲賀に作家なんて、あんまりいないだろうし。

このへんで店員さんは店長さまに助けを求めて交替することが多いです。私は噴き出る冷や汗をかくしながら「お世話になっております! いつも感謝しています!」そう店長様にご挨拶する。


何度かこういうやり取りをした結果、無事に本を購入することができました。そして今回、二巻も大量購入しています。でも一度目で顔をおぼえてもらったので、話がはやい! スムーズに事が運ぶようになりました♪ でも、新しい問題が……。


今回は注文した時点で作者とバレています。そして本を受け取りにいくと…………、


















じいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい………………。他の店員さまたちが、顔に穴があきそうなほどガン見さなさるのですよ(涙)。見てもいいけど、なんか話しかけて……(涙)。ワタシがご挨拶をするとビクっとなさるし、どうしたらいいかわからない……(涙)。それでも大人の店員さまは、お仕事をしつつ横目でガン見なのでまだ対処のしようがあります。帰り際に大きな声で「ありがとうございます! どうぞよろしくお願いいたします!」と言えば、ニコっとしてくださるから。


つい先日、書店様へ本の受け取りに行きました。とても真面目そうな高校生と思われる女子が対応してくれた。女子は前もってワタシが作者だと聞いていたらしく、ワタシがご挨拶をすると顔を真っ赤にして走って先輩を呼びに行き交代した。そして…………、












顔を真っ赤にしたまま、ちょっと乱れたおかっぱの髪の毛はそのまま、直立不動でワタシの顔をじいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい…………!!

見てもいいけど、仕事はしよう! せめて仕事をしてるフリだけはしよう! 立ったまま「じいい……」はお仕事じゃないし、見られるワタシもあせるから!!

こういう時にかぎってトラブルが起きるのですよ! なぜかレジが通らず先輩が「あれ? あれ?」ってなってる。でもおかっぱちゃんは手伝う気持ちの余裕がないようで「じいいいいい…………」。


書店の皆さま! ソウは話しかけられたらフレンドリーにお返事します! 気軽に話しかけてください!! 


純真無垢な目で「じいい……」はきつかった!! なにも言われていないのに「こんなワタシでごめん!」って言うのもヘンだし、でもイケてないのは自覚してるから、ガッカリさせたな……とは思うし(涙)。いったいどうすりゃ良かったんだっっっ!? いまだに答えは出ません。


はっ!! そうだ!! ひだまりのねこさんが描いてくれたイラストのお面をかぶって本屋さんへ行こう!! そしたら素敵な女性だと…………、お面をかぶって来店する客なんて……ただのアブナイヤツやんか……(涙)。


世界のすみっこで絶叫させてください!!


イケてなくて、ごめん!! ガッカリさせてごめん!! でもワタシがイケてないのは、あきらめてくれええええええええええ!!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 昔は、作家を缶詰めにして書かせる目的で、旅館を出版社が手配してくれるとかあったみたいですね。羨ましい。
[良い点] わあっ!? 早い(笑) エッセイにイラスト使ってくださり感謝です(涙)←これ好き♡ 店員さんの視線は憧れの視線ですよ。 メドゥーサ神話のように動けなくなってしまうのです(´艸`*) [一…
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