3話 猿の実験に対しての人権批判
博士はそうしてテレビによく出ていた
そしてとあるニュース番組では
人権的なシステムについての反発の声が上がっていた
どうやらそれは中国が実験していた問題であった
「中国で猿の脳みそを開けた実験をしているというのですが…
これは人権的にまずくないでしょうか?」
博士に対して答えを求めていた
博士も人権について深く考えている
しかし実験に犠牲はつきものだ
それは博士が一番よく分かっていた
「そうですね
私達の研究や実験では
主にマウスなど小動物が実験材料に使われてきましたし
酷使実験もあったでしょう
今回は人間に似た猿 という事で
皆さんの批判が的を当てられています
また中国という国が行ったというのも大きな要因でしょう」
中国は数年前に起きた大幅なウイルス拡大の元凶となっていた
コウモリが要因との事だったが
中国によるウイルスばら撒きと囁かれている
そして中国はそれを機に
AI大国として拡大してあったし
保守派を暗殺していたりと
沈黙を貫きながらもそれを拡大していた
「猿の実験批判ですが…
これを人間でやるとどうなりますか?
それで犯罪者だとOKなのですか?
私はその方が訳が分かりませんね」
博士は主にSNSで交信されているその場を見た
「犯罪者は使っていい」などと意味の分からない言葉が挙げられていたからだ
「もし「人権」という人間を得た権利を主張するのなら
こうした発言は終わっていると言ってもいいでしょう
技術の進化は人間の為であり
人類という人間の為です それを間違えてはなりません」
そしてこれを妨げるのは
技術の妨げでもあると反発を繰り返した
「猿の実験は中国以外でもやってますから
マウスという小動物だった実験が
今は他の動物になっただけですよ
昔から実験という題目は変わっておりませんから」
だから安心をしてくれと安堵させていた
「博士の研究実験の中にも猿の実験がありますよね
あれはどうなってるんですか?」
「あぁ
それは私の監視下の下で実験しているグループの実験ですか
あれは猿に脳型デバイスを装着して
精神アップロードの成功
猿の知識向上の成功
などを促せるかの実験ですよ」
博士のグループではそのような実験もされていた
今現在進行形でやっているとの事
「研究は朝から夜まで続いています
私は別の実験で忙しいのであまり見ていませんが
管理は正確的にやっているはずですよ」
本当の所はあまり実験を見ていないが
それだけの実験をしているのだから
それくらいはしてなくては困るものだ
「私はこれから大規模な研究をしますから
一人で研究をし続ける事が1か月あったりと様々です
他の研究所員はそこまでの熱意は無いようで
基本的には1か月来なかったり様々ですよ
それだけ室内での仮想試行も出来るからこその事柄ですが」
博士のように研究室に籠り続けるのは
やはり研究家らしい事なのだ
だからこそ博士はあれだけの研究成果を成し遂げて見せて
テレビに引っ張りだこなのだ