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夢、現実、次元の探求の果てに得たものは・・・
あなたにお話ししたいことがあります。
ぜひ、聴いてほしい詩があります。
それは、私がこの世界ではない世界を
渡り歩いてきた証左だと自負しています。
始まりは、中学卒業して高等学校に入る1〜2週間のこと。
そぞろげに近くの土手の原っぱにいた。
ポカポカ陽気で気づくと不意に眠気に誘われた。
みるみる内に昏睡していった。
どのくらい経ったのだろうか?
赤い月、白い川、黄色い空、黒い星ーみたこともない情景が
そこに存在していた。
異変を調べに、川辺に近づき川面の水をすくって、
まじまじみてみる。
すると、最初ボワーっと、真ん中キラキラ、最後にはギラギラして
宙を浮き、虚空へと飛んでいった。
この世界は空間がねじ曲がっていると確信した瞬間だった。
あふれんばかりの陽の気がはち切れて、
自分の中にドキドキの躍動感があふれた。
目覚めてみるといつもの変哲のない世界に戻っていた。