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スタートダッシュは全力で!

家にたどり着き、1人ベッドの上で考える。

本当にこのまま銀太がアピールチャンスをモノにして付き合ってしまったらどうなるのか。

そんな不安か喜びかが分からない心境の中ゴロゴロしていると1通のメールが届いていた。


拝啓、陰内 集陰 様


こんな夜遅くに申し訳ありません。

今日の昼の件についてあなた様にご相談したいことがあり、今私はメールを打っています。

明日からの1週間のアピールチャンスについてまず一番重要なのは1日目だと考えています。

なので明日の朝5時半にあなた様のお家にお迎えにあがります。


ご了承ください。 テヘっ!


絶対あいつ何も作戦考えてないだろ!!

それに途中までいい感じなのにテヘっ!でぶち壊されてるわ!!


そして、俺は決心した。


明日7時半に起きます。


ピーンポーン ピーンポーン


「 集ちゃーん!銀太くん来てるわよ? 」


「 俺は今夢の中って伝えて 」


「 あ、銀太くん?集ちゃん起きてるからちょっと待っててね! 」


「 分かりましたー! 」


分かりましたじゃない、本当に5時半に来るなんてどんだけ迷惑なやつなんだ!

それに俺は7時半まで寝ると決心したんだ!

この布団は絶対離さないぜ!


「 集ちゃん、いい加減にしなさい?お母さん怒るわよ? 」


「 ……… 」


「 寝てるならベッドの下でも整理しとこうかしらねぇ? 」


パサッ!スタッ!トンっ!


「 お母様、おはようございます。」


「 あ、起きたのね?早く支度しなさい 」

とニッコリ笑う母親に関してはさすがとしか言いようがない。


それにベッドの下なんて見られたらあたしお嫁いけない!!


そんなこんなで結局朝は銀太に付き合わされることになった。


「 いやぁ〜やっぱり持つべきものは親友だねぇ 」


「 人のこと5時半に起こしといてよく言うよ 」


「 ん?ちゃんとメールしたろ? 」


「 メールすれば起きるってもんじゃないんだよ!それにこんなこと話してる場合じゃないんだろ? 」


「 おっと、そうだった!まず重要な1日目についてなんだがまず雨宇利先輩に俺の30秒間のラブコールを聞いてもらうってのはどーだ? 」


「 却下。」


今のセリフをきいて思い出した。

銀太は昔から女の子の友達が多かったが彼女にまで発展する女子はほとんどいなかった記憶がある。


なぜかってそれは銀太くん斜め上をいくロマンチストだからである。


これは中学2年に遡る。


銀太には好きな女子がいて、よく相談にのっていた。もちろん俺には彼女がいた経験があるわけもないのだがはっきり言って銀太はアホである。

もちろん根は腐ってないしいい奴なのだが正真正銘のアホなのである。


結局、銀太はその女の子に告白してフラれたのだがあんな告白は誰だって嫌だろうと思う。


その日の告白当日、俺は銀太に作戦を伝えられたのだがまず最初から失敗する予感しかしなかった。


まず女の子が通る道をバラの花で飾り付け真昼間で真夏だというのにイルミネーションを飾り付け演劇部の部室から勝手に借りて来た真っ白なタキシードで出迎えるという作戦である。


もちろん女の子は戸惑い、銀太がめちゃくちゃ結婚式でありそうなセリフをしゃべっているときに怖くなって逃げ出してしまった。


それから銀太はやり方を改めていると思い込んでいたがどうやらそうでもないらしい。


「 銀太?そのラブコールって何を言う予定なんだ? 」


「 まずは軽く三三七拍子からスタートしようと思ってるぜ! 」


いや応援団やないかーいっ!


「 ラブコールで応援してどうすんだよ!?それにまずラブコールはないと思うぞ!? 」


「 そんなこというなら集ならどんな作戦でいくんだよ? 」


「 んー、まぁまずは1日目だし自己紹介からスタートじゃ……ない、か? 」


「 あ、聞くやつ間違えたわ、わり! 」


「 そんなこというなよ!!真面目に考えたんだぞ! 」


「 そんな消極的じゃ7日間で全然アピールできねぇよ!やっぱりラブコールしかない! 」


「 ま、待て!早まるな銀太! 」


「 止めないでくれ……!もう、決めたんだ! 」


クッ!このままじゃまじでラブコールの三三七拍子でクリティカルヒットくらっちまうぞ!


どうしたらいいんだよ!


その時、ある作戦が脳内をよぎった。


「 いける、これならいける! 」


「 いや、俺はもう決めたんだよ、集! 」


「 いーやっ!断言できる。俺の作戦を聞いてくれ! 」


「 ………そこまでいうなら、わかった。 」


そうして俺らは動き出したのであった。




13話書き終えました!


集陰がどんな作戦を考えたのか!!


感想・レビューよろしくお願いします。

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