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いつかどこかできいた詩

祈りと救いの対象区外

掲載日:2025/01/08

作曲能力はないので、リズムもテンポもお好みで。

広い広い 真っ白な世界の

隅っこの小さな町の

ガレキの山の中 生まれ落ちた

小さなぼくらの話


気づけばぼくらはそこにいたんだ

寝てたのか起きてたのかそれすら分かんなくて

胸の奥の窮屈さだけが

この世に生きてる証だった


遠い空から響く笑い声

見上げれば大きな人 囲む笑顔の小人

見ているだけで温かくなって

きっとあの人が"カミサマ"なんだろう


近くに行けばこの苦しみは(ほど)けるかな

お願いここからぼくを連れ出して


ねぇ、カミサマ(ねぇ、カミサマ)

ねぇ、カミサマ(ねぇ、カミサマ)

いっぱい叫んでみるけど

あの人は気づかない

ぼくはいつも死角にいるの


砂粒一つを大事にして、なんて土台無理な話で

(こっち向いて、ぼくはここだよ)


だからぼくたちは見つめあった

消えないように 溶けないように

狭い狭い庭

祈りと救いの対象圏外


カミサマが見ていなくても

誰の気に留められなくても

きみの瞳がぼくをなぞる

それだけで、存在できるの



寒い寒い 真っ白な世界の

隅っこの小さな町の

ガレキの山の中 身を寄せ合う

小さなぼくらの話


いつの間にか人が増えていた

虚ろな眼に僅かな光たずさえて

ここに来ても救われはしないのに

でもそれを口に出しはしない


遠くから聞こえた「叫べばいい」と

そんなのとっくにやったさ

やったからもう力がでないんだ

冷えきった身体抱え込むだけで精一杯


救いの手にも引っかかれずにこぼれ落ちるの

(ねぇお願い、迎えに来て)


打ち捨てられた花冠にもなにか意味はあったはずで


だからぼくたちは集まった

誰にも脅かされないように

ちっちゃな ちっちゃな一角

祈りと救いの対象区外


わからずやが罵っても

カミサマから忘れられても

ぼくはきみの傍にいるから

ぼくもきみと同じ、”一人(なかま)”だよ



だからぼくらは見つめ合っていかなくちゃ

だからぼくらは手を取り合っていかなくちゃ

だからぼくらはちゃんと話さなくちゃ

だからぼくらは支え合って生きなくちゃ


ぼくらだけは取りこぼすことがないように



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