うちの旦那はカワイイ〈キャンプ〉
ここ最近、日本はキャンプブーム。
キャンプに関する道具、雑誌、漫画が前よりいろいろ世の中に出回っている気がする。
みんながやってることは、やりたがる旦那。
キャンプのアニメを観たり、テントを買って裏庭に設置したり、メスティンでご飯を炊いたり、家の中で寝袋で寝たりと最初は家で楽しんでいた旦那。
ちなみに旦那が寝袋で寝てる時、私はふかふかの布団で寝た。だって家の中だもん、私は布団がいい。
キャンプ欲が高まる中、お出かけお泊まりキャンプはなかなか出来なかった。休みが合わないから、仕方がない。
どこでもいいから、泊まりたい気分なのに。
実は旦那とどこかへ泊まりに行ったことがない。
旦那と付き合い始めて、まもなく新型コロナウイルス感染症が流行り始めたのだ。
出かけるのはお互いの家を行ったり来たり。
デートは家が当たり前だった。
当時は自然とお出かけしたい欲が減っていた気がする。
そして、数ヶ月後。
家でのキャンプごっこに飽きてきたのか、自信がついたのか、外でお泊まりキャンプ実行するとついに宣言し始めた。
私のキャンプ欲は少し減少していた。面倒くさそうが少し勝ってしまっているのだ。
そして、気になるのが天気予報。
雨の中出かけるのは嫌なんだよね、私は。
予報は晴れ。やったね、旦那!
お泊まりキャンプが決まってからは、楽しそうに準備する旦那。それを見ていると少しくらい天気が悪くても行くべきな気がした。
そして迎えた当日!
万全の準備をして、いざキャンプへ。
なんか、想像していたよりとっても荷物が多かった。
キャンプは自然の中でゆっくりできるイメージがあると思うが、初心者の私たちはとても忙しかった。ゆっくりしている時間はない。これも想像と違う。
テントを組み立てるのにあたふたし、薪に火をつけるのにあたふたした。
晩ごはんを作る頃には、くたくただ。
お肉を焼いて、ご飯を炊く。
これが最高に美味かった。なんでだろう不思議。
とてもゆっくりはできないが、お互い協力していろいろやるのは楽しい。
旦那は力仕事が嫌いなようだった。
かなり前だけど、腕相撲は私の方が強かった。
重い荷物を運び、薪を割る嫁。
頼りになる嫁で良かったね。
晩ごはんの後は日本酒を温めて、のんびりと飲む旦那。
しかし、猫舌で温めた日本酒が飲めず冷ます始末。
私は冷え冷えのビールを頂く。
やっとのこと日本酒をひと口だけ飲むと、あとは私のコップへ全部注いだ。
旦那はやっぱりお酒が飲めない。
本人は飲みたい気分なのに、後々ことを考えると飲みたくなくなるようだ。
その後、片づけや撤収作業が忙しかったのは言うまでもない。慣れないことは、大変だと感じたが、喜ぶ旦那を見るとまた行ってもいいかなと思った。