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2、学園入試前夜

明後日には学園入試をしにいかければならない


「お前ら入試の準備できてるか?勉強とかしてるようには見えないが…。万が一にも落ちたらわかってるよな?」


落ちたらどうなるかって?

少し昔話をしよう。

私達姉妹がこの組織に入って少ししたぐらいで、緊張感が薄れてきてしまったときの話だ。

その時、私が致命的なミスを犯してしまい下手をしたら私一人のせいで組織の存在がバレる可能性があるようなミスをしてしまったのだ。その時は義父さんがどうにかしてくれたらしい。詳しくはわからない。

だが後日にこっちに連絡がきたのだ。


"2週間の間ずっと仕事よろしく♡"


と♡付きのクソみたいな連絡が。

あのときはまだ私も1ヶ月ずっと起きていられるような体力はなかったため過労死するか?とも思うレベルだった。

寝る時間?ほぼないよ。仕事が終わったという報告のあとから次の仕事をもらうまでの30分ぐらいはあったから良心的ではまだあったね。


とまぁこれ以上にやばいことになるのはもう目に見えてわかっているのだ。

だが、入試試験の内容をすべて見てみたが、私達には簡単。

赤子の手をひねるように解けるような問題しかなかった。

まじであの人(育ててくれた女の人)なんなんだ…?

戦闘のほうが私達は普段やっているため得意なのだ。

落ちる不安は正直ない。


「油断をするというわけではないのですが、入試の内容を見た感じ私達二人ではどう頑張っても落ちるようなものではないので…」


レミィがそう答える


だが、私達に今本当に必要なのは親しくなった人もしくはその親族や知り合いを殺すことになるかもしれないということに対しての覚悟だけだろう。


「まぁいいお前たちが本気で試験を受けるとなるとトップを2人で占領しちゃうだろ?それやめろよ?目立たれると少し困るからな。あと言い忘れていたがナンバー0009(ナイン)もそっちに配属されることになったから覚えておいてくれよ?」



前者については周りの人たちに合わせて少し間違えて答えたり魔法の出力を下げてみルナどこ試みが必要だろう。

後者についてだがまさか顔変え(フェイスチェンジャー)が来るとは…奴については性別不詳、年齢不詳、素顔不詳といった感じの外見のしやすさ統一感のない"人間"だ。


話していなかったが、組織の中にも称号や二つ名と呼ばれるものがある。

私達姉妹については

レミィが

最初の魔法師(プリーモ・マジーア)

私が

永遠の魔法師(エテルニタ・マジーア)

そして私達2人を合わせて"死を呼ぶ(スノードロップ)姉妹(シスター)"と呼ばれるようになったのだ。

この二つ名にも意味はある

レミィは基本魔法

いわゆる元素を司る火や水などの魔法がとても得意なのだ。

だが私はその応用や特殊、希少魔法などがとても得意なのだ。そして二人の魔法は桁外れにつよい。

そのためこのような二つ名がつけられているのだ。


そのため入試の実技は落ちることはない。


「ナンバー0009(ナイン)が来るんですか?」


「あぁ」


「わかりました。おち合う必要はないですよね?」


ナンバー0009には正直合いたくない。

というかなるべく正体を知ってる人を増やしたくない。


「大丈夫だと思うぞ。」


よかった。


「ありがとうございます。では残りの2日程度ですが入試に落ちないよう心がけて生活させていただきます。」


「明日には制服が届くはずだ。親は私の知り合いである者に代役を頼んである。家名のみの変化だが偽名を名乗ってもらうことにする。頼んだぞ」


「え?どこの家名を名乗ればいいのですか?」


「あぁ、その家名についてなんだが、この国で3本の指に入る商会のレリーチルマの家名を名乗ってもらうことにした。設定としてだが、親族だが血筋自体は薄いということになっている。」


うん、なら大丈夫かな?


「了解、義父さん。それなら変に目立つ必要はないね」


とかとかそうゆう話題の話しが終わった。


2日なんてとても早く終わるのだ。

入試前の最後の仕事を終わらせて寝たらすぐ、入試の日になってしまっていたのだった。



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