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アイドルズデーモンナイト  作者: 中川優成
3/9

第一話(3)妹の愛奈と現在の地球連合騎士団。

「アイドルは、ステージの上で歌とダンスでパフォーマンスをしてるんだ。ブレイブアンヘルなら、東京のアイドルグループだから、ライブがあったら見に行けると思うよ。」


「ライブって?」


「アイドルが歌とダンスをするイベントがあるんだよ。」


「そうなんだ。」


 竜也がHPCで調べてくれた。


「今日この後あるみたいだね。出番が20時15分からってなってるね。当日券あるかわかんないけど。」


「竜也は、アイドルのイベント行ったことあるの?」


「無いけど・・。この世界に興味を持ってくれたのが純粋に嬉しいから。それに、会場は渋谷で近いから。」


「そっか。ありがとう。」


「僕からもいい?僕が魔王を倒して、地球連合つくったよね。あの後、どうなった?」


「都市は透明な結界に護られてて、その中の科学技術の発展スピードが、異常なの。まるで、この世界みたい。」


 ユナが、苦い表情で言った。


「ユナは、両親と一度都市の中に入った事あるの。」


「そうなんだ。地球連合騎士団は、どうなった?」


「あれは、地球連合龍騎士団になったみたい。」


「龍騎士団?」


「丁度この家の建物と同じ高さ位の大きさで、人の言葉を理解する機械のドラゴンに乗った騎士団だよ。人型にもなるって、聞いたよ。」


「科学技術を持ち込まないように気を付けてたのに・・・。誰がそんな事を?」


「ごめんね。それは分かんない。あの都市は、闇が深いって父さんが言ってた。」


「そっか・・・。」


『兄貴??』


 突然扉が開いた。振り返ると、制服を着た女の子が立ってる。


愛奈あいなごめん。異世界から友達来てて・・』


『異世界って、本気だったんだ。』


 これが日本語?二人が何を話してるか、分からなくて不安になる・・。


『この後、ブレイブアンヘルのライブに案内する予定だったんだ。』


『アイドル?兄貴、私が説得しても見に行かなかったのに、急にどうしたの?異世界行って別人になった?』


『成ってないよ!』


『でも、その田舎のメイドさんみたいな服で、行かせるつもり?』


『服、貸してくれるのか?』


『最初から、そのつもり・・。』


 私は、その女の子に手を指し伸ばされた。


『来て!』


「この女の子は、妹の愛奈。この世界の女の子が着る洋服を貸してくれるんだ。着替えてきていいよ。」


『え?もしかして、日本語分からない?』


『そうだよ。』


「よろしくお願いします。」


 私は、優しく手を握った。


『オッケーって事?なら、私の部屋に行こう。』


『兄貴は、ドアの外で通訳!!』


『分かったよ!』


 ユナは不安そうに私の裾をつかんだ。


 私達は、愛奈さんの部屋に連れてってくれた。

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