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アイドルズデーモンナイト  作者: 中川優成
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第1話(2)アイドルを初めて知った

 白い光になって、私達は消えると赤い屋根の一軒家の前に転移した。


「もぅ、来たのか・・」


 聞きなれた男性の声を聞いて振り返ると後ろには勇者の神谷竜也(かみやりゅうや)がいつもの学校の制服を着て私達を見てる。


「どういう事?」


 私が言うと、竜也は家の扉を開けて中に入る様に言った。


 2階に通された私達は、壁面に横付けされてる水色のフカフカのソファーに座った。


「本当は、大学生になったら僕の方からまた、行こうと思ってたんだけど、心の隅では来てくれる事を期待してHPC渡してたんだ。」


「この世界が竜也の住んでる世界?」


 私は、本棚に沢山本があるのが気になって手に取った。


「それは、マンガ雑誌だね。色な話が載ってるんだ。」


 言葉が、読めない・・・。


「なんて書いてあるの?」


 一緒に見てるユナが竜也に聞いた。


「流石に、マンガの音読は恥ずかしいけど、それなら、HPCで日本語勉強出来る様に設定しておくよ。」


 私は、首から下げてるHPCを外すと竜也に渡した。


 私は、見慣れない文字を見て行くと、可愛い衣装を着てキラキラしてる女の子が映ってるページに来た。


「このキラキラしてる女の子の写真は何?」


 私は、抑えきれないほどの興味津々の興奮を何とか押さえ込んで竜也に聞いた。


「?あぁ、最近、人気のアイドルグループだね。ブレイブアンヘルだね。アンヘルは、スペイン語で天使って意味らしいよ。だから、勇者の天使って意味のアイドルグループだね。」


「スペイン?」


 ユナが、聞いた。


「今僕がいるのが日本って国。スペインは別の国だね。」


「汽車で行くの?」


 私が言うと、竜也はHPCで灰色の地面に船が止まってて奥には大きな施設が見える写真を見せてくれた。


「皆、転送装置をスペースターミナルって所で使って外国に行くから汽車じゃ無いんだ。この写真は、成田スペースターミナル。ここから、宇宙船も出てるんだよ。」


 私は、ブレイブアンヘルさんの写真に目を向け夢中になって見た。


 キラキラ可愛い衣装で輝く女の子。


 私もアイドルに成りたいって密かに思った。






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