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アイドルズデーモンナイト  作者: 中川優成
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第1話(1)初めて遊びに行く勇者の住んでる世界。

 ある日、異世界から勇者がやってきた。


 それは、突然だった。


 勇者は、HPCというネックレスを楽しげに使い転移してたびたびこの世界に遊びに来てた。


 そして、レーザーガンと透明な剣を使って魔王と呼ばれた独裁者の地球連合議長を倒して世界は平和になった。


 地球連合は、勇者を中心に再編し勇者は組織の再編を見届けると、もう、この世界には来なくなった。


 私は、勇者の旅を見届けた一般市民だ。

 でも、彼との繋がりは自称深い。


 私は勇者が活動拠点としていた宿屋の娘。


 そして、勇者は帰る前にHPCをプレゼントしてくれた。


 ネックレス型でテディーベア型のシンボルのHPC。


 それを使えば、勇者のいる世界に行けるらしいけど、機械が苦手な私は、ただのネックレスに成ってる。


 お守りがわりって事だね。


 私が仕事をしてると、幼馴染のミナ・ブロッサムは、興味津々にHPCを見に来た。


「ごめんね。私、仕事中だから。それに、ユナ近いよ・・・」


「あの勇者、存分にオーバーテクノロジーを使いながら、一切この世界に技術伝えなかったでしょ。頑なに!一緒に旅した仲間にすら!それなのに、なんで、ミカは、持ってんの?」


「また、遊びに来た時にこの宿屋を利用したいからだって。いつ来るかは分からないけど、私は、このHPCを守らなきゃ。」


「皆、使わないの宝の持ち腐れだって言ってるよ!」


「私は、良いの。これを持ってれば、頑張れるから。」


「使ってみなよ!勇者って、初めて来た時確か胸の前で握ってたよね!」


「何も起きないと思うよ。」


 私は、そういうとHPCを右手で握った。


『ユーザー登録を開始します!生体スキャン開始。本体にバックアップ、並びにDNAパスワード登録完了。ユーザー名を登録します。』


「ミカ・エルネスティです?」


「なんで疑問形?」


 ユナにすかさずツッコまれた。


 その日から、度々勇者の住んでる世界に遊びに行く日々が始まった。


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