春の華
華は春に咲く
色々な彩で咲いている
あたり一面に咲き誇っていて
一つ一つの価値をまだ知らない
葉は夏に彩る
みずみずしい緑色に染め上げる
ひまわりのように
私は太陽に向かっている
森は秋に染まる
赤褐色で埋め尽くす
この頃になると春の華達が
少し恋しくなるのだ
地は冬に染まる
そして葉は散って枝が残る
彩のない景色の中で
ただ雪は降る
そしてまた花は咲く
昨年と同じ華はなく
違う花だ
あの頃の華はもう
散ってしまったのだ
次に来るのは曇り空
梅雨の季節だ