ハム王子
高校の時にすんげぇ嫌な奴がいた。
大塚って奴だ。見た目はデブでブサイク。世間でよく言われるオタクの典型みたいな見た目だ。
母親は痩せている。と言うよりコケている。3者面談で見た。大塚君と並ぶと栄養を吸い取ってるように見える。
きっとワガママが通りまくった人生なんだろう。
指定校推薦でしょ~もない大学に行った大塚君。指定校なので早くに決まる。落ちまくる俺や友人に
「お前の頭じゃ無理やろドゥフ!」→ドゥフは笑い声
食堂で言って来たので
「お前なんか呼んでないんじゃ!お前と飯食いたくないからどっか行けや!」
と言うとどっか行った。
大塚君は嫌われていた。これは可哀想では無かった。必然だったからだ。
普段から人が嫌がる言動をしてた大塚君に天罰が下る。
太り過ぎて心臓発作になって死んだ。俺は葬式で死因を聞いて笑いそうになった。
焼香で大塚君の遺体の前に立って手を合わせた時
「神様はいてたな」
と心で思った。
「ここはどこや?」
「ここはあの世ってやつだ」
「お前は誰や?」
「君担当の守護霊みたいなもんや」
「ここは天国か地獄か?」
「それを決める所だ」
大塚は自信があった。すぐに大学を決めた孝行息子、彼女はかわいい、オタクとしてアニメグッズを買い漁り日本経済に貢献した。
すぐに審判は下された。
おいっマサル!そいつ捌くぞ!
はいっ!
ブヒブヒブヒッ!
君は人から嫌われ過ぎた。
寺門ジモン「見てよ!このテカり!ク~ワッ!・・・・・ンマー! お父さんこの豚肉最高!」