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一人ぼっちの戦争⑧

お待たせしましたあああ!


ネット環境がプチ解決したので投稿します!

 ドナクレア島は開放したとはいえ、未だに戦争の危機にある。


 第一騎士団団長ロードレック・カシウスを始めとした、上級武官及び上級文官の暴走による文書偽造、反逆、不敬罪でミノル・カツラは"狂化"した古龍であるとフィーグル世界全体へと広がってしまう事から始まった。


 ◆◇


 フィーグル世界中央ゴラス大陸の南西に古龍氏族序列第十一位のヘパトイスが領域として君臨していた。

 東に獣人族のザンパース王国、南にアドラ神聖公国に隣接しているヘパトイスの領域は特にこれといった特産品は無かったが、外貨取得方法の一つとして傭兵が推奨されている領域であった。


 領域守護者の城下町で軒を連ねる傭兵団の区画にある酒場では、アドラとの戦争ダー現代兵器ガーとの話を酒の肴にしてどんちゃん騒ぎをしていた。


 「おい!大変だぞ!ドナクレアの"狂化"古龍討伐以来の発注がでているぞ!」


 酒場の扉を勢い良く開けて入ってきた傭兵は、勢いそのままで大きな声で話す。

 突然の闖入者に酒場は静かになったが、話の内容を聴いて鼻で笑うと再び酒盛りへと戻る。


 「おい!聞いてるのか!?」


 「アホウ。そんな依頼とっくにギルド(傭兵組合)で貼り出されてるじゃねーか。古龍討伐なんて命が幾つあっても足りゃしねえ。それにだ、ドナクレアの騎士が"狂化"でしたって嘘の偽造書類を出した事が公式に発表されてるんだぞ?」


 「そうそう。野良の連中(古龍)ならともかく、氏族の姫様の婚約者だってんだから、そんなやんごとなき御方に刃向けた日にゃあ、俺達がお尋ね者になりかねねえ」


 にべもなく鼻で笑われた扱いに、仲間に食い下がるが誰一人相手にしようとはせずに反論されてしまう。


 確かにミノルの"狂化"が発表された数日後には依頼書が貼り出されていたが、その後の訂正発表や、ドナクレア騎士団と近衛騎士団が壊滅してしまったというニュースで誰一人として高額報酬にも拘らず、名乗り出るものはいなかった。


 もともとの依頼主が人族支配圏中心となっている連合の"世界評議会"が発行した依頼書であるために、信用度が無い事が最たる理由であった事は言うまでも無い。


 瘴気落ちや被害を与える魔物の討伐で生計を立てる冒険者と違い、善悪に関係なく同族だろうが、依頼があればどこの戦場でも赴く。

 魔物と戦って死亡しても栄誉ある冒険者と違い、死んでしまったらそれまでで、負けると判れば例え依頼主が目の前にいようと容赦なく切り捨てる。

 それが傭兵であり、生き抜くための知恵であった。


 それでも食い下がる傭兵はある一枚の依頼書をテーブルに広げた。


 「おい…これは本当か?」


 「本当なんだって!だからこうしてギルドから写しを貰ってきたんだよ!」


 「ってことは原本はギルドに?」


 「ああ!ギルドも騒ぎになっているが連名の家印が捺印されていたぞ!」


 「こうしちゃいられねえ!おい!姐さん(団長)に連絡しろ!俺はギルドに行って確認する!」 


 他のテーブルでも同じ情報が流れていたらしく、動き出す者や既に空席になったテーブルも見受けられたのだった。

 ギルドへ行くと既に騒然となっており、緊急や特別なクエストを貼り出すボードには、普通でも羊皮紙や竜皮紙であるはずが、金属板に依頼内容が記された依頼書が大きく張り出されていた。


 狂化の疑いがあるミノル・カツラを氏族議会へ連行、尋問する為に氏族連合騎士団を派遣する事。

 連合が到着する前の斥候業務の実行、露払いに傭兵への要請する内容が記されていた。


 前線参加が純金貨五〇枚、後方支援で純金貨一〇枚、捕縛成功報酬は純金貨一五〇枚と破格の報酬も魅力的であった。

 そして生きて捕縛できた場合、特別報酬として純金大金貨五〇〇〇枚が前線参加者均等割りで支給とあった。


 また、先行する傭兵部隊には同行する九体の古龍の名前も掲載されていた。


 「おいおい…あの古龍達って……」


 古龍で氏族家に生まれたが、乱暴狼藉を重ねて氏族家から絶縁された者。

 氏族家序列入りを果たさんと各氏族に戦争ばかり仕掛けている古龍。

 新世代を名乗り、各方面に迷惑をかけている野良の古龍といずれも悪名が高く、人族の言う"魔龍""邪龍"と云った類で討伐されても問題の無い者達であった。


 そしてこの傭兵街の三大傭兵団と呼ばれる三体の古龍である団長の名前も挙げられていた。


 最後に氏族三家の当主による直筆サインと承認印が記載されていた。


 「序列第六位のコルトネード家、第7位ノインス家。おいおい!ここの領域主のケパトイス家まで連名まであるぞ!」


 「おい!連合参加に連名家以外に第九位のホレスエンドも加わるぞ!」


 「しかもなんだよあの報酬。一人純金貨一〇〇枚、兵站や後方支援も一〇枚って暫く遊んで暮らせるじゃんか」


 傭兵団でも龍族は居るが、三大傭兵団長以外で最高位でも属性龍種が二〇体、魔龍種が五体、あとは龍種ばかりで、とても古龍に立ち向かう力は無かったが、ここで古龍の参加と氏族のお墨付きがあれば話が別であった。 


傭兵街の一角にある宿屋を買い上げ、そこを根城とする傭兵団"クリムゾンファング"にもミノル捕縛の一報が届こうとしていた。


 「姐さん(団長)!今ギルドに―――」


 「遅いんだよ!言わなくても判ってるよ!古龍一匹の捕縛だろ!?」


 既に事情は知っているらしく、ガチャガチャと倉庫から鎧を引き出して手入れをする者。

 専属の鍛冶屋へと武器を運び出す物達が宿屋の中で忙しく動いていた。


 「姉さんと主力は前線志望ですかい?」


 ここの傭兵団(クリムゾンファング)は団長の属性龍種以外にも龍族が三〇体と三大傭兵団に負けず劣らずであったが、意外な答えが返ってきた。


 「いや、後方支援だ。前線には同行するがあくまでサポートに徹するよ」


 「なぜですかい団長!?古龍が九体もいるんですぜ!一対九の上に龍種が大勢いるんですぜ!」


 「黙りな!確かに数の暴力には勝てないってセオリー通りなんだけど、あたしゃね?この捕縛作戦にはどうも嫌な予感がしてならないのさ」


 傭兵団員達はその言葉で手を止めてどよめいていた。


 「まあ、今回ばかりは私の独断だ。戦線で戦いたい奴は勝手にしな!ただし、あたしゃぁ止めたからな?」


 事実、古龍という圧倒的な力を持つ個体が九体いれば、抵抗があって多少の犠牲があったとしても捕縛は可能だという考えに間違えは無いと、団長以外の龍族は前線志望するのであった。


 そして一週間の間にはフィーグル各地から龍族各種がケパトイス領域の南西海岸に集結していた。

 冒険者としてパーティーを組んでいた者、流れの傭兵を営む者も参加しており、中には没落騎士の参加も確認できた。


 海岸沿いには幾つものテントが乱立し、それを目当てに集まる行商人や出張鍛冶のテントも並んでおり、一つの町を思わせる様相を示していた。


 出発までには氏族代表の武官と文官、個別参加者代表数名と各傭兵団団長が参加して作戦を練っていた。


 「―――でるからして、ミノル・カツラの能力は―」


ミノルが各地で活躍したものや、ドナクレア騎士団の生還者などから得た様々な情報を元に特別報酬を狙っていて綿密に作戦を立てていた。


「よお、クリムゾンの(女団長)。お前さんとこの龍族は団長だけが後方支援だったな?」


「…だったらどうしたって言うんだい?副団長(龍族)が席に座ってるだろ?」


 前線会議の机には並ばずに、席の後ろで腕を組んで会議を見ていた女団長に別の傭兵団の団長が声をかけた。

 女団長は言葉から感じ取る感情に、眉を吊り上げて乱雑に答える。

 

 「いやなに、傭兵団でも5本指に入るクリムゾン・ファング先代からの仲だ。次代のお前さんにしてはずいぶんと消極的じゃねえか?」


 「…」


 彼女は男に侮蔑の視線を送りながらテントを去ろうと踵を返す。


 「クリムゾン・ファングも落ち目だな。女伊達らに団長なんぞ、健ではなく腰でも振ったほうが良かったのではないか?」


 そこに彼女の後姿に向かってトップ傭兵団団長が軽蔑とも言える言葉を発する。

 周囲からも、肯定するような言葉と下品な笑い声が続く中、振り向きもせずテントを去るのであった。


 「団長!言わせっぱなしでは団の沽券に関わります!何故言い返さなかったのですか!?」


 団長を追いかけてテントを出て苦言を呈する。


 「言わせて於けばいいんだよ。前にも言った通り私は嫌な予感がするんだ。お前はお前で前線で報酬を貰いな。ウチ(傭兵団)には入れなくていい。団は団で後方支援でがんばるからね」


 「団長…」


 立ち尽くす副団長を置いて足早に去っていく。


 クリムゾン・ファングはその夜に消極的な態度に憤る過半数の団員から団長辞任の要求を突きつけられて受理される事になる。

 今回のクエストを最後に傭兵団を去ることになってしまった。


 これが彼の地での生死を分けた結果である事は、誰一人知る由も無かったのである。


 ◆◇◆◇


 時を同じくして人族支配圏を主体とした"世界評議会"に加入している各国、特にドナクレア島までの距離がある国に関しては既に移動を開始していた。

 

 第一騎士団団長ロードレック・カシウス達が行った偽造された文書は世界評議会に届けられるや否や議題として挙がり、即座にミノルの討伐を満場一致で可決。


 後日にドナクレア領域者リュセフィーヌ・ドナクレアより"狂化"古龍ミノル・カツラは"狂化"の疑いであるだけなのでドナクレア家で解決するので不要と通達されたが、評議会はこれを無視する事となる。


 これには地球側の意向があった事は秘密とされているので、アドラ神聖公国ならびに主要国はドナクレアを"簒奪者"と呼び、ドナクレア島と周辺海域は太古より我々人族の領土と領海であり、勝手に領域としたドナクレア家の言う事は信じられない。


 そういった声明を"種族評議会"でも公表してしまい、人族以外からの種族からはまるで"~の起源は我が国からである"と、のたまうどこかの国を見るかのように白い目で見られるようになってしまう。

 

 当然の事として種族評議会と古龍長老会はリュセフィーヌも親書を受諾、世界評議会の声明は完全無視される事となる。

後に発表されるリュセフィーヌの動画の声明に同調し、人族への宣戦布告を表明する事となった。


 人族支配圏から六五〇万、属国となった他種族国家から他種族五〇万の奴隷兵で構成される合計七〇〇万にも及ぶ世界連合軍もフィーグル全土からドナクレア島に向けて出征したのであった。

 その中には当然勇者も参戦していた。

 彼らは地球でミノルとリュセフィーヌと対峙したが、赤子の手を捻るようにいとも簡単に屠られた経験を持っていた。


 フィーグルの女神が人族に三行半を突きつける以前に、最後のチャンスとして以前の身体を基に転生させた勇者であり、ミノルとリュセフィーヌには激しい恨みを持っていたのであった。


 「なあ昌則(マサノリ)。俺達だけで大丈夫なんじゃないのか?」


 「アホウ!あの(地球)時のあいつ等の力思い知っただろうが。他の奴等(勇者達)だって毒と呪詛を用意して、騙まし討ち位しないと勝てないんだぞ?正面からなんてムリムリ」


 「保志(ヤスシ)の言う通りだ。おそらく以前より力をつけているはずだ。このタイミングでの遠征は、ドナクレア騎士の壊滅と引き換えに疲弊しているはず。そこに追い討ちをかけるようにドラゴンの傭兵団が捕縛目的で動いたという情報が来た」


 彼は話を続ける。

 

 数千のドナクレア騎士団を破った実力は、古龍が加わろうとも勝利する事だろう。

 しかも前回の疲弊から、今回は怪我では済まずにかなりの重傷を負うはずで、次に来る龍族連合軍への引渡しとなる手筈となる。


 「龍族連合が来る前に結界の中に飛び込んで、俺達が短期決戦で弱った邪龍に複合毒と呪詛の重ねがけで討つという計算だ」


 「けどよ。もし想定より弱っていなかったらどうするんだ?」


 得意げに語る彼にヤスシが不安そうに尋ねる。


 「それも想定済みだ。古龍に覿面の"蝕苦毒"と龍族では禁呪とされている《龍語魔導:喰縛龍呪(ドラゴンイーター)》を封じた魔導水晶を用意してある。」


 「おお!さすがは学園一の腹黒眼鏡の健太(ケンタ)様!頼りにしてまっせ!」


 「茶化すなヤスシ。それと腹黒眼鏡はやめろ」


 三人はどの勇者達よりも強くなっていた。

 女神の造った身体は従属神と同じ構成であった為に、魔龍くらいであればソロで倒す事が可能となっていた。

 本人達が見たステータスでも人族という種族ではなく、"亜神"という種族になっていた。


 そして今回の遠征に参加している勇者は彼等以外にも三人が同行していた。


 「んだよ、めんどくせえな。せっかく俺がドナクレアの魔龍共を倒したって言うのによ」


 「恵一(ケイイチ)さん。しょうがないですよケイイチさんの様に強き勇者が居なかったんですから」


 「そうか?それもそうだなギャハハハハ!」


 「クヒッ。それにドナクレアの魔龍一族の生き残りを倒せる機会も得られた事ですし」


 「そうだな!またあの苦痛に歪む顔を見ながら遊ぶとしようぜ!」


 「そうですね。クヒックヒックヒヒヒヒヒヒヒヒ」


 ドナクレア島の住民の敵とも言うべき存在である結城恵一(ユウキケイイチ)牟田正(ムタタダシ)が再びドナクレア島へと向かうのであった。


 ◇◆◇◆


 レニウス台地ではドナクレア軍と睨み合う氏族代表と傭兵連合の姿があった。

普通であればドナクレア軍の圧倒的な兵数とリュセフィーヌ(領域守護者)の名の下に跳ね除ける事が可能であるが、|《龍語魔導:天地創造》《ミノルの世界》入り口を護る兵数は一〇〇〇人に満たなかった。


トーグレ家からの情報提供で十三氏族議会から派遣される連合軍の前に、人族を中心とした世界評議会の連合軍七〇〇万と地球側から多国籍軍が、ドナクレア島に再侵攻するとの事で各地に散らばっていた事が原因であった。


 「どうしても入る事を許さぬつもりか?」


 ケパトイス家次期候補の古龍トリスエラはミノルの世界に入る為に、通せんぼするドナクレア軍上級武官である魔狼族に目を細めながら問いていた。


 「氏族が古龍様とてここはお通し出来ませぬ。只今ミノル・カツラ様の説得中であります。従って要らぬ刺激を与えてはならぬと当家領域守護者リュセフィーヌ様からのご命令があります」


 「我々も(十三氏族)議会の命令で動いているのだが?此度の騒ぎへの尋問の為に捕縛が必要。その露払い、先遣隊として我々が来ている。そこをどけ」


 トリスエラは声のトーンを落として押し通ろうとする。

 しかし、戦士団は互いに腕を組んでバリケードと化すと、傭兵達から怒声が飛び出してくる。

 古龍の迫力に負けそうになった武官であったが、堪えて口を開くのだった。


 「それならば捕縛の必要は無いのでは?尋問といいましたが、そちらから(議会)の書状では"審問官による質疑応答"と聞いておりますが、"捕縛"には納得できませぬ。ミノル・カツラ様は罪人でもなければ、容疑者でもない。露払いであればこの場で野営をしていただければよろしいかと…」


 「どけといっている!」


 トリスエラも選民、血統主義者で、自身の意に逆らう下級種族に声を荒げるのであった。


 「それならば、明日にでもシアン様かゴラウシス様が―――」


 武官が返答しているにも拘らず殴り飛ばすと、魔力開放した衝撃波でバリケードを吹き飛ばす暴挙に走る。


 「傭兵団よ!これで入り口は開いた!前線部隊はそのまま押し通れ!兵站、後方支援部隊はコイツ等(ドナクレア軍)を押さえ付けとけ!ケパトイス家への不敬罪として私が許す!」


 その言葉を皮切りに古龍率いる龍族で編成された前線部隊はミノルの世界に飛び込んでいく。


 「誰かあの馬鹿共を止めろ!通信兵!至急ドナクレア城に通信だ!」


 武官はよろめきながらも立ち上がって戦士団に指示を送る。

 しかし、傭兵団の後方支援部隊はドナクレア軍よりも兵数が多く、あっという間に入り口前を占拠されてしまい、今度は立ち位置が入れ替わった状態での睨み合いになるのであった。


 「てめえ等!何をやっているのか判っているのか!?」


 「知らねえなあ?俺たちゃ金で雇われてるんだぜ?」


 「このクソったれ共が!!ぶっころ―――」


 ドナクレア兵は挑発的な言動と仕草をする傭兵団に対して剣の柄を握ったが、背後から肩を掴む武官の静止に従って手を下ろす。


 「コイツ等如きでお前の手を汚す事はない。体力の無駄だ。」


 「ヒャハハー!お褒め頂きありがとさん!」


 武官の言葉が負け犬の遠吠えと勘違いして更に挑発を繰り返す。


 「それよりも捕縛の縄とコロポクルからの民兵が応援に来る。コイツ等の捕縛準備をしておいてくれ」


 「準備ですか?」


 武官の言葉に戦士団員が尋ねる。


 「ああ、たった今通信の返答が返って来た。復帰なされたリュセフィーヌ(領域守護者)様が直々に指揮を取るそうだ。かなりお怒りらしい……。最悪墓穴の用意をしておけ…」


 眉間に皺を寄せながら話す姿を見た兵達は、未だにヒャッハー!と叫ぶ傭兵達を哀れに見るのであった。



最後までお読みくださりありがとうございます。


昨日(4/22)に携帯が鳴る。


「もしもし」

「see-sanですか?お世話になります。ネット工事の件で電話しました」

「おお、それでいつ来てくれるん?」

「ルーターはあったのですがゲートウェイに在庫が無くて早くても連休明けの発注になりますので5月の下旬かと・・・」

「マジカ…」


そしてつい先程

ピンポ~ン

(不貞寝からおきる)「…はい」

「ども~佐○急便で~ス」

「???」

「see-sanですね?此処サインお願いシャッス」

ちっこい箱を開ける。

そこにはポケットwi-fiが入ってる。

「see-sanごめんね!工事終わるまでこれつかっててね☆勿論無料だから。あ、でも工事が終わったら返却してね」

「おおおおお!」


やるじゃんソ○ット


次回もお楽しみに!

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