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第八話 ジジイの提案

「ふぉっふぉっふぉっ、ワシも少し意見よいかのぉ?」

「もちろんですわ」

「ワシは銃を探す時に、一人で探した方がよいとおもいのじゃ」

「それは危なくないかしら?」


 ツンデレ女が話に入ってきた。


「もちろん危ない、じゃから銃を持った者が二名その者を守る、というのはどうじゃ?」

「銃を持った人が配下だったらどうするつもりなの?」

「もう片方の者が撃つしかないじゃろう」

「それだと結局探す人が危ないじゃない、それに銃を持った二人が両方配下だったらどうするのよ」

「そんなことをいちいち考えていても終わらないじゃろう?リスクを負うことは必要なことじゃ、でなければゲームと言えんじゃろうが」


 ゲームか・・・ゲームで人の命を弄ぶなんて人間のやることじゃねぇ、それをわかっていながらこのジジイはゲームと言っているのだろう。やはり歳を重ねているというのは厄介かもしれないな。だが、今のところはこのジジイは配下じゃないと思うんだが、どうだろうか?考えてもわからないことはわからないんだから、さっさと銃を探すか。


「ジジイ、その案気に入ったぜ!俺が探す役をやってやろう」

「いや、お主は銃を持っていてくれ、俺はお前なら躊躇いなく人を殺せると思っている。もう一人はさっき躊躇いなく警察官を殺したお嬢ちゃんに頼みたいと思うのじゃが、どうじゃ?」

「俺はいいぜ」

「ワタクシもいいですわ」

「異論のあるやつはいるか?」

「ちょっと確認させてほしいッス、どっちが弾数の多い銃を使うッスか?」

「五弾ずつに調整する。それで問題ないか?」

「わかったッス」

「他に異論のあるやつは?」


 なさそうだな。じゃあ一人ずつ見ていくか。そう思っていたら、狂ってる野郎が口を開いた。


「その三人のうちの誰かの部屋を探す時は他の人がその役をしたほうがいいと思うのである」

「わ、私もそう思うわ」

「たしかにそうだな、そのことを考慮するのを忘れたわ、ありがとうな」

「全然いいのである」


 意外と頭の回るやつでもあったりするのかなこいつ?


「それならその役をやってくれるやつはいるか?探す人になるのがいやならジジイの部屋を探す時は俺が探すぜ」

「吾輩に任せるのである」

「みんなもそれでいいか?」


 反論はなかった。


「よし、それじゃあ、銃を探し始めるとするか、その間お互いを監視しておいてくれよ?」

評価ブクマレビュー感想、それから俺の他の小説もよろしくお願いします!(8って横に向けたら無限大だよな。つまりこの小説のアクセス数は無限大!)

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