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第七話 一人目の犠牲者

 こいつ、マジで狂いやがったか!俺を道連れにする?んなことさせるかよ!


 すぐに拳銃を取り出そうとするが、ロックがかかっていて取り出せない。俺はその箱が乗っている台の後ろに隠れる。

 だが、それも時間の問題だろう。クッソどうする?

 俺の鼓動が激しくなる、自分でも聞こえるくらいに。

 怖い。両親を殺した時、両親に殺されそうになって殺した時と同じ感じだ。その時は子供だったけど、何も変わってねぇんだな。俺はここで死ぬのか?嫌だ。

 だが、そのピンチを救ってくれたのは、意外にもお嬢様だった。


「言ったでしょう、ワタクシが殺すと」


 パンッ

 銃声が鳴り響く。警察官は血を流していた。


「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」


 警察官の叫び声が響く。やがてその声は聞こえなくなった。


「これでワタクシを許してくれますよね?佐々木さん」

「ありがとう、助かった」

「いえいえ、約束でしたから」


 惚れちまいそうになるぜ。まあ名前すら覚えてねぇけどな。


「それでこの銃はどうするんですの?」

「ああ、それも一緒にタンスの中に入れておいてくれるか」

「わかりましたわ」


 ここからが問題だ。まさか一人だけということはないだろうし、どうやって探せばいいか、見当もつかない。


「これからどうするんですの?」

「あのさぁ、あーし思ったんだけどさ、拳銃って多分出てきた部屋にあるってことで良さそうだよな。だったらそれ探せばいいんじゃねぇか?」

「それもそうですわね。ですが、配下は探すとなった時に拳銃を真っ先に取りにいってワタクシ達を撃ってくるのではなくて?」

「それなら自分の部屋には入らせないようにすればいいんじゃねぇか?」

「配下の者達は誰が味方か知っているかもしれないのですわよ?」

「たしかにそう言われればそうだよなぁー、すまん忘れてくれ」

「いえ、意見はどんどん出していった方がいいと思いますわ、ですから他に意見のある方はどんどん言ってほしいですわ」


 そうは言われても簡単に意見は出てこねぇんだよな。俺も頭いいわけじゃねぇし、ギャンブルでもカモからお金をふんだくってるって感じだからな。


「やっぱり部屋から銃を探すしかないと思うッス」

「でもどうするんですの?」

「それは今から話し合うしかないと思うッス、私には思いつかないッス」

「そうですわね。時間もあるでしょうし、じっくり話し合いましょうか」

評価ブクマレビュー感想、それから俺の他の小説もよろしくお願いします!(7回目ラッキーセブン!カッコ内やめると言ったな、あれは嘘だ)

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