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ルルとおおかみ

作者:みりん
 あぶないっ!

 と思ったから、妖精のルルはキノコの帽子をかぶりました。
 こうすれば、ルルはどこからどう見てもただのキノコにしか見えません。
 キノコに変身したルルは、息をひそめてじっと待ちました。

 しばらくもしないうちに、おおかみが、地面のにおいを嗅ぎながら、くんくん、くんくん、やって来ました。

「おかしいなあ、確かにこの辺に良いにおいがするんだけどなあ」

 ルルは、ドキリとして息をひそめます。

 くんくん、くんくん、おおかみは、ついにルルの変身しているキノコに鼻を近づけました。

 くんくん、くんくん。

 おおかみの鼻息が、ルルのキノコを揺らします。

「おや? このキノコだけ、他のキノコと違うにおいがする。これが良いにおいのもとかな?」

 おおかみは、試しにキノコをなめてみることにしました。

 ペロペロ、ペロペロ。

 なめられたルルはたまりません。そのくすぐったいことといったら、足の裏とわきの下を一度にこしょこしょされたのよりも、ずっとくすぐったかったのです。

「あはははは!」

 ルルは、ついに、がまんができずに笑ってしまいました。

 驚いたのは、おおかみです。なんたって、ただのキノコがいきなり笑い始めたのですからね。

 おおかみは、びっくりしてとびのくと、一目散に逃げていってしまいました。

 こうしてルルは、怖いおおかみに食べられずにすんだのでした。


 おしまい

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