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吸血鬼は魔法少女を狩る  作者: 川端 創
吸血鬼は魔法少女を狩る
2/3

2 三年生の朝

まあ事件の起こる前触れのような。そんなある日の朝です。


寝坊した。


しっかり六時半にセットしたはずの目覚まし時計は虚しくも床に落下して、僕が衝撃で電池の抜け落ちたそれを視認した時には残念ながら時すでに遅しというべき状態だった。

本日は四月八日。僕、神山かみやまやしろの通う私立高校である光文館大学附属高校こうぶんかんだいがくふぞくこうこうの一学期開始日、いわゆる始業式の日だ。


ああ、やらかしたなあ


そんな単純な感想が頭をよぎった。

地面に散った目覚まし時計は、二時ちょっと過ぎを指したまま秒針ごと微動だにしていない。

体が少しべたついている。

着ていた少し厚手のパジャマが水分、というか汗を含んでいて気持ち悪い感触になっていた。

何か気味の悪い、嫌な夢でも見たせいで勢いづいて枕元にあった目覚まし時計を吹っ飛ばしてしまいでもしたのだろうか。

そういうのは中学生で卒業しておきたいところだけれども。

僕は自分の寝付いていたベッドから起き上がり、少し離れたところにある学習机の上で充電されていたスマホを起動した。


「げっ……もう七時半じゃん…」


誰もいない寝室で虚しくもそんな声をあげてみたものの返答など無い。

スマホに表示された時計アプリは残酷にも予定起床時刻を時計1周分ほどオーバーランしている。

家がやたら静かであるところを見ると、いつも騒がしい両親は既に二人とも働きに出ているようだ。

あの両親、家にいるときは日本経済がああやらこうやらでいつも議論に花を咲かせてるからな。

窓を開けっぱなしにしたまま議論に熱中したせいでご近所から苦情が来たこともあるっけ。

ご丁寧に「遅刻」という件名のメールを母さんが送りつけてきていた。

そこは起こしてくれよ。残念ながら起きることのできなかったのは僕の自業自得だけれども。


母さんはいかにもなキャリアウーマンで、父さんと結婚する前から勤めていた商社に、結婚し子供を二人もうけた今も勤め続けている。

父さんも浪人することなく入った東京の名門大を出た後入った地元のIT系企業に勤め続けていて、年功序列に従い、今ではそれなりの収益を上げている。

IT系ということだけあってアホみたいな激務らしくときたまにめちゃめちゃな時刻に帰宅してくることもある。

それなりな給料が支払われるとはいえそんな激務はいかがなものかと思うけれど。

正直僕が大人になったとしてもやらない。いくら稼ごうが激務の影響で早々にはげたり挙句の果てには病に臥したりなんてまっぴらごめんだ。


てかまず僕は就職できるのだろうか。


近年景気もいいなんて言えないからなあ。

高校生にはいくら受験のために政経を勉強しようがよくわからない話ではあるけど。


僕たちの住む禊原市みそぎはらしは特に裁判所とかのめぼしい国の施設、公共施設がない日本中どこにでもある何の変哲もない田舎町だ。あって警察消防、ご老人の集う公民館くらいのものだろう。

それなりの収益があればローンでも積んでかなり広い家にすむことは不可能ではない。

一般上場企業の社長なんてものが住もうものならまるでかのフランスのヴェルサイユの再現なんてことも可能ではなかろうか。

そんなこんなで両親共働きの一般平民一家である僕たち神山家も家とかには何不自由ない生活を送れている。僕も妹も両親もちゃんとそれぞれ自室というものがある。おかげさまで家庭内にもプライバシーもあるということだ。

僕が私立の、僕たちの住む地域でも学費に加え入学金や寄付金で高額の金額が必要となることで有名な光文館大附属高、僕たちの間では略して光大附属に通えているのも両親のおかげであることに何ら間違えはない。


僕はクローゼットからブレザーをとって、パパッと着替える。

制服に着替え終わって、コードにつながれたスマホを引っこ抜き、ズボンのポケットに入れて寝室を出た。

学校に持っていく荷物は筆箱の入ったスクールバックで十分だろ。

僕は一応大学進学希望なのでいくら寝坊したところで遅刻は遅刻だが学校を欠席するというわけにはいかない。死んでも学校にたどり着いて一つでも多くの授業を受けねばならないのだ。

そうでもしなければいつか単位を落として留年してしまう。さすがに四年間も光大附属の学費を払えといえば両親も何を言ってくるかわからない。

学畜だな僕。

僕が家の三階にある僕の部屋のドアを開けた音に気付いたらしく、僕の妹、愚妹ぐもうととでも呼ぶべきである妹の、桐子とうこがキッチンダイニングのある二階から声をかけてきた。


「あれ?にーちゃんまだいたの?遅刻やん。」


どうやら桐子の野郎、僕は既に登校したものだと思っていたらしい。

たしかに僕は高校二年生の時は、六時半に起きて七時前には家を出ていた。朝飯はカロリーのある棒状の健康食品で済ましていた。

結果として、家を出るのが遅い上、ギリギリまで寝ていたがる妹とは顔を合わせることはほぼほぼないと言える。

高校入って四五回目じゃないだろうか。

四五回とも全て遅刻と僕が熱を出して寝込んだ時だったはず。


さて、僕は愛すべきとでもいうべきかわからないがとにかく愚かな妹について深く語る気はあまりないのだが、一応少し述べておくと今年、中学三年生である。つまり高校受験を控えている。


わが妹の容姿について一つ注釈すると、僕の毛髪が、生まれた時から変わらない黒髪であるのに対し、妹のそれは痛々しいとでもいうべき茶髪だ。

両親も双方黒髪だ。パーマでもない。

これは桐子が腹違いの妹だとかどっかからもらってきた養子だとか言う複雑な家庭事情があるわけではない。


話はいたって単純だ。


染めている。それだけの話。

禊原市立の公立中学校である甲伏こうふく中学校といううちから少し離れた中学校に通っているのだが、そこがいかんせん風紀のあまり良くない中学校だったのだ。

一言で言えばヤンキーが多い、荒れているとでもいうべきか。妹経由で聞く話今でもスケバンみたいな女子生徒がいるという。

まあそれはそれで時代錯誤な気がしなくもないけれど。


話を戻すと、うちの属する学区の中学であるところの美方(みかた)中に進学しなかったのは簡単に言えば小学校の時周りからかなり浮いていたからというわけになる。

浮いていたのが少しかどうかなんていう問題は、これは兄として如何かものかと自分でも思うのだけれど把握しきれていないのだが、親や桐子自身から聞く限り友人関係で悩んでいたことは確かなようで、小学校時代にわだかまりができてしまった友人関係をリセットするためにも、うちの属する学区の生徒のほとんどが進学することは無い他の中学へ送ったらそこが不良学校だったせいで悪い方向へグレてしまったということなのだ。

両親があまり考えずに叩き込んだため、ここに関しては家の両親もかなり後悔した様子だった。ていうか後悔なら今でもしている。甲伏中の悪名を言伝で聞いたことがありながら忘れていて止められなかった僕も実はそこそこ後悔していたりもするけれども。

周りの影響もあってか深く進学を考える気はないらしく偏差値の低い私立高校を受けるらしい。

そういうのって大学受験みたいにFラン高校とでもいうのかな?

まあとにかくほぼほぼ無試験に近いような高校を受けるのは確かなようだ。

まあ親としても変に進学意欲を持たれて兄妹そろって光大附属なんかに入られるより家計はマシだろう。

これから受験を始めて塾だの参考書だの騒いでいたら金がまたかかる。僕の時でもかなりの額をつぎ込んだのに、二人目となれば両親も楽じゃあるまい。

ある意味桐子の生き方は我が家の家計的には節約になるとも言えるかもしれない。

どうせ高校さえも行けるかわからない不良のアバズレなのだろうからどっかの男でもひっかけて子供産んで孫の顔でもみしてやれば両親も喜ぶに違いない。

その分は僕が就職すればいいのだ。

最悪男に遊ばれて結婚できなかったら僕が面倒を見てやってもいい

そのくらいの稼ぎは挙げれるようになる覚悟は今でもある

でもガキがいたらさすがに...厳しいよな

デキ婚はやめて。さすがに。


「寝坊したー」


僕は頭の中でそんな壮大な将来の絵図を考えながらも、今はそっけなく桐子の問いに答える。

見たところ桐子は朝ご飯を自炊していた。

両親は多忙なため遅く起きてくる桐子の分を作らないんだろう。作ってほしければ早く起きろということなのか。

もちろん最初はそんな理由で早起きをする桐子ではなく、朝飯抜きで登校していたのだが、どうやら途中で昼飯の給食まで持たないことに気づいたらしく途中通学道中のコンビニで朝飯を調達していたようだ。

しかしバイトのできない中学生の持っている金などたかが知れ、金欠によりあえなく不可になってしまった。

しかし一度拒否した建前、彼女の高い高いプライドが母親に朝飯の調理を依頼するのを阻み、行き詰まった桐子はいつの間にか自炊をはじめていた。

最初の頃はキッチンを焼き焦がしかねない料理人だったが練習という名の調理を続けていく中で腕自体はかなり上がったらしく先程もかなりいい匂いが厨房を占めているのを嗅いだ。

料理だけなら案外母さんとタメ張れるのかもしれない。

そこで、僕は気づく。


ん?待てよ、何か僕は大切なことを忘れていないか?


僕は普段この時間家にはいない。


それは僕の通う光大附属が隣町にあるからで僕は実際電車通学で学校に登校しているためそれなりに通学時間がかかってしまうためだ。


だがそれは桐子も一緒なのだ。


公立甲伏中学は先述の通りうちの学区にはない。

通学手段として光大附属と違って一応徒歩の範囲にはあるので歩いているのだがその時間はやく30分超はかかるはずだ。

彼女、桐子はいまだ調理は終わっておらず朝食すらとってすらいない。

ここからキッチンの内部までは視認できない為何は作っているのかは視認できないがおそらく完成には近くはない。最悪今調理が始まったくらいのレベルの可能性はある。


「なあ、わが妹よ」


「ん?なんだよにーちゃん?なんかよーか?」


「朝飯は何?」


僕は無関心を装い、はねた寝癖をつまんでいじくりまわしながら妹に朝飯の献立を訊ねる。

しっかしひどい癖っ毛なものだぼくは

小学校時代から髪型に関してはどうカットしても変わらない。


「目玉焼きだけど。なんだよいきなり」


目玉焼きか、家庭科の調理実習以来作った経験がないからコメントはできないが、たしか熱したフライパンに卵を割り落とせばどうにかなる代物だろう。

時間はそう取らないはずだ。


「お前何時起き?」


僕は次に妹の起床時間を訊ねる。できる限り無関心を装いながら。

ここで苦労してるあたり僕は役者には向いてないことだけは確信に至る。


「んー?あたし?あたしかあ……何時だろうなあ…」


やけに答えにつまる桐子。なんだ。何か隠してでもいるのか。

というよりなんかホントに覚えてない感もでてるけれど。


まあネガティブ思考な僕は不審に思い、疑いの念を強めさらに問い詰めてみる。


「じゃあ今日だ。今日でいいからさ。今日は何時起きだったんだい?」


「ん?今日?今日かあー今日ねえー……15分前とかじゃねえの?」


7時15分か。まあ顔洗ったりでここまでの15分をロスしたとして30分から調理開始。

まあざっと10分でそれを終えたとして、食って10分。桐子は決して食うのが早いタイプじゃないしな。どっちかというと遅い。

未だにレストランとか行っても桐子が食べるのが遅いせいで待たされることがある。

両親も多忙だし、僕も高校生になってしまい家族で出かけることももうめっきり減ったのだけれど、たまに家族で飯を食べに行く時とかは桐子はちゃんと付いてきてくれる。友人の予定とかもできるだけ断ってくれるし。

そこはいい妹だ。可愛らしい。まあ外食すると食える飯がランクアップして美味しい飯にありつけるのはあるだろうけど


で、この感じだとざっと家を出るのは……八時か。そこに登校時間を加えたら、あいつの足なら40分だとしてもだぞ、うーん……


ん?


そこで、僕は気づく。気づいた。


「ちょっと待て、お前。お前、遅刻するんじゃないか?。」


「へ?」


キッチンから口を半開きにして間抜け顔で、すっとぼけた声で返答してくる桐子

ここまでナチュラルに、そしてアホみたいな返答をされるとこちらも気が抜けるな...

まあ実際アホではあるんだが。


「いやだって、おまえ飯食ってどうこう言ってたら始業時間すぎるだろ。」


たしか甲伏の始業時間は25分だ。もちろん八時の。


「にーちゃんなにいってんだ?」


きょとんと僕の顔を見つめるわが妹。その表情はまるで今自分がなにを追求されているのかわかっていないというのがもろに現れている。

しかしまさか遅刻常習犯だったというのか。不良学校で遅刻魔とか……

さっきの反応見る限り遅刻が当たり前なのか?クラスにそういう奴がめっちゃいるとか?

ってか遅刻しない奴がもはやいないとか?いくらなんでも荒れ過ぎだろ。

まあああいうとこならそういうのもいるのかな?

でもそれ風紀の乱れた学校の中でもうちの妹最低クラスになっちゃうぞおい。

ところが、そんな僕の不良妹へ対する心配を他所に我が妹は、


「あたし皆勤だぜ。ここまで二年間。たったの一回も遅刻したことないぜ!すごいだろ!」


そう胸を張って言い放ってドヤ顔までして見せた。

ひたすらウゼえ……なんだこいつ……

ていうかどういうこと?

こんな日程というかタイムスケジュールで遅刻しない訳がないだろこれ


「どういうこと?」


僕は素できょとんとして尋ねた。そうすると、


「ああ、あたしチャリ通だから。チャリなら20分かからないよ。」


さらって言ってのける。

ってかちょっと待て、確かこの家ってか俺の家庭って...


「お前チャリあったっけ?」


確か持ってないはずなんだけど……うちにある自転車って俺のクロスバイクだけ……


「ああ、にーちゃんのクロスバイク!」


高らかに、さぞあたりまえかのように言ってのけやがった。


「てめえ。」


なんか傷がついてると思ったら!このクソ妹が犯人か!あれガチでお気に入りの自転車でカスタマイズまでしてんだぞ!


「だってかーちゃんがかってくれねーんだもん。にーちゃんのつかえってさー。」


ああ、母さんが言ったのか。確かにあの母親ならいいそうだ……

おまえに買い与える自転車などない...社のにでも乗っていろ!

とか言っちゃって妹もアホだから真にうけちゃったんだろうなぁ...

かのプロ野球選手も弟に愛車を持ってかれたことがあるとかないというし、まぁありそうな話ではあるってか現実問題僕の目の前で起きたんだけど。


「ってか甲伏ってチャリ通認めてるっけ?」


ウチ、光大附属はもちろん私学なので認めているのだが甲伏は一般の公立中学だ。美方は認めていなかった記憶があるのだけど…


「ああ、そこね。

甲伏って結構でかい中学なの

結構田舎の方にあるじゃん?

ほら、うちもちょっと歩けば美方の学区から出ちゃうじゃん?

あたしみたいな学区外からくる生徒も結構多いし、そもそも学区がめちゃくちゃ広いせいで電車通学だっていないわけじゃないんだよ。全校生徒も禊原の市立じゃトップ何校かにはいるはず。だからチャリ通もちゃんと認められてる。クラスにもチャリ通は相当いるし、チャリ置き場もちゃんと整備されてるしね。

それに毎年自転車講習会もやってんだ!

まあ聞いてるやつは皆無と言ってもいいんだけど...」


「へえ…なるほどねえ

甲伏がでかい学校って知らなかったなあ僕は。」


僕は中学も私学だから学区とかのことはあまり知らないのだ。

気にしたことがないと言ってもいい

まあ私学生の宿命とでもいうべきか


とにもかくにも、まあ僕のチャリが妹の遅刻回避に役立っているのならいいのだが……


そうこうしているうちに妹の朝飯は完成しているようだった。時計を見ると7時45分か、まあそろそろ行かねえと始業式終わっちゃうな。


「んじゃ、俺そろそろ行くわ。チャリ、俺がかえってくるまでには戻しといてな」


僕はそう言って玄関へ向かう。時間は時間だ。これ以上遅れるわけにはいかない。


これ以上遅れっとアイツがまーたガミガミ言ってきそうだしな


「あれ、にーちゃん朝飯食ってかねーの?あたしの分少し食ってけよー」


桐子は少し残念そうな感じでそう僕の後ろ姿へ声をかけてきた。


「時間ねーからさ。光文館(ウチ)今日始業式だけだからさ。早くいかねーと。」


僕は残念そうな妹に足を止めて振り返ってそう言った。


なんだ、この妹突然どうしたんだ。

内心はそう思っていたけど。


妹萌えの連中なら萌え死ぬなんて言って足を止めて、妹の作った朝飯を平らげてから学校へ行くのだろうが僕はあいにく妹萌えじゃないしそこまで暇人じゃないみたいだから。


「そっか、進学勢は大変だね。」


そう妹は、桐子は言って、こう続けた


「こんどさ、あたしの、つくった料理くらい食べてよ。」


そういう顔はすこし寂しそうで、悲しそうだった。


「ん?ああ、今度な、今日の夕飯にでも作ってくれよ。」


なんだ?コイツどうした?

しばらく朝顔を合わせてなかったけれどなんか雰囲気変わったか?


妹の表情というか雰囲気?が少し気にはなったが特に触れず、そう言い残して僕は玄関の下駄箱からローファーを取り出して履いて

「いってきます。」


言う相手が母さんじゃなくて桐子だったけど、時間も違ったけど、

いつも通り家を出た。


「いってら」


そんな返しがドアの向こうから聞こえる。

ゆっくり稼働したドアがバタンっと音を立てて閉じた。



まるで結界が二つの世界を非情にも仕切ってしまうように。



うちの妹もかわいいとこあるんだなあ


なんて思って見上げた空は、四月の、良く、気持ち悪いくらい晴れた快晴の青空だった。

こっから、学校に行って何かが……起きるのかな?

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