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魔導師たちのセイメイ奇譚  作者: 時時黄昏
1/3

プロローグ

深緑と静寂が包む森の中


私はひとり歩いていた


目指すべき場所もなく

かえるべき場所もない


何ももたない私


それでも足を進める

それしか出来ることがなかった


ふと目に留まるものがあった


開けた空間にぽつりとある大樹

その根元


血を流している女がいた


私は近づき様子を伺う

しかし女は既に息絶えていた


私はそこで女の腕に守られるように抱かれた赤子に気づく


私はその赤子を抱き上げる

穏やかな寝息をたてる赤子

暖かな体温が伝わってくる

この惨劇に気づいていないのだろう


ふと閉ざされていた赤子の瞳が開く


それは鮮やかな黄金色(ゴールド)


私は赤子に《ルカ》と名付けた

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