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ぼくの病気と母の話  作者: 武智とーや
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病気の発覚とそれから

ふと、書きたくなった自分の人生の一コマです

何か期待されても困ってしまうものです……難しいことや冒険譚や転生もないただ僕の人生

僕と病気の始まり……


自分の話をするのは、得意じゃないし……したことはあまりないというよりほぼない……

僕は、幼児期に園を上がる前に病気をした、大人もなる病気だと母が教えてくれた。

小児の病気、臓器が育たなくなるという病気を患ったと聞いた……

当時の僕は、そのことをまったく知らないし、そういうものだと思っていた。

簡単に言うと尿が出なくなる病気だと、母から聞いた……

病気の発覚から、僕にはあらゆる制限が始まった……運動制限と食事制限、移動の制限など

書くと長いので割愛するが……人が生きていく中での行動はほぼできなくなったと言っていい。

子どもだった僕は食事制限が何よりも辛く感じた……みんなとご飯を食べることができない

幼稚園の頃のうろ覚えでの記憶だと、おやつは食べることはできなかったし、お弁当は周りとは違う

食事制限のご飯だった……何かあってからではと、お泊り保育も行くことは出来なかった。

普段の食事も白いご飯を、食べることはできなかった……調整されたご飯を食べて、

取ってはいけない成分が入ってるという理由で、生もの全般や肉類はほぼ口にしてなかった……できなかった……

好きなものや嫌いなものが生まれる時期に、僕は好き嫌いというものを選ぶことはできなかった。

しかし、身体を大きくするために栄養は取らなくてはいけない……母は、考えた末鳥の皮を

よく食べさせてくれた、栄養があって取ってはいけない成分がなかった唯一の食べ物と言えた。

そんな生活が、幼稚園を上がる少し前まで続いたある日、僕はわがままを言った……

ただ、普通に白いご飯食べたいよ……と、母に懇願したことがあった……

その時に、母は涙を流して僕に白いご飯を与えてくれた……記憶の中で初めて感じる白いご飯の味

普通に生活していれば、食べることのできる当たり前の白いご飯の味を僕は初めてその時知った……

しかし、一食白いご飯を食べたことで……僕は2日間食べ物のない水分だけの時間を過ごすことになった。


そして、幼稚園が終わり新しく小学生に上がる時が来た……

辛くはあったけど、割と楽しい小学生時代が始まろうとしていた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読みやすくて続きを読みたくなりました。 [一言] 武者とーや様 自分も2種類の持病持ちで…毎日、呼吸困難と記憶障害や混乱を起こしながら…(毎日、記憶が時々、飛んだり消えたり…) 脳神経外…
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