第二話 さて、44PVだ。
44PVというのは2017年1月1日2時頃の結果であります。
昔はこの程度でも100PVはとれていた筈だ。だが、44PVだったのだ……。まぁ仕方ない。いつか1000万PVになるまで、ギリーの冒険は終わらない。
おしまい
……ってな訳あるかぁ! とギリーが突っ込みをいれる。だが、それもむなしく誰もいない。そんな森の中で彼は歩き出す。
僕は村に戻った。そこからは本当に辛かった。シーダが死んだ事を話して、耐えきれなかった。泣き喚いた。シーダが死んだが少しだじゃれになっていたことも忘れ、泣き喚いた。彼女の両親は悲しんでいた。いや、悲しむというかミニガンを食らった鳩のような表情を浮かべていた。
だが、どうすることもできない。今は有名人がこの小説を読んで評してくれることを祈るしかないのだ。
こんなくっそつまらねぇ小説を見ようとする人もいないこともわかっていた。シーダを助けられないこともなんとなく、いや、明らかにわかる。僕はただ祈るだけでいていいのか? いや、いいはずがない。だからこそ自分は筋トレをする。職業村人が強いわけがないのだ。だが、今はこうすることしか出来ない。
「ヴォェエエエエエ」
何度も吐いていた。あまり裕福ではない家庭だったものでゲロを吐いたら勿体無いから食べてしまう家庭だ。
その時こんな声が聞こえた。
「勇者様だ! 最高のおもてなしをしろ!」
ゲロを早急にしまった。
だが、特に何も起こらなかった。
「勇者様がギリーに会いたいと仰いっている。すぐに行きなさい」
と母親が言った。すぐに行った。
「ふむふみ、貴方がギリーですか……。わかりました」
何を知ったというのだろうか。そう思った直後の出来事だった。
自宅から出火していた。
何でだ! 作者め!! ムッ殺してやるッッ!
という夢を見ていた。
100PVも取れないからって暴走すんなよ……。本当に御愁傷様でしたとしか言えないんだから諦めて悔やめ。
いつの日か10000PVになった、その日僕は強くなるのだろうか。
だが、今は100分の1も無い状況。今のままだと数年間週一で投稿レベルじゃ無理だ。しかも毎回毎回1000文字ともなるとさらに過酷だ。こんな糞作者に週一1000文字というのも達成できない。
やったぁこの面白そうな企画がSNSで広まって10万PVだぁ! なんてこともならずに……。10000もいくはずがない。だが、1%未満の希望にかけた結果がこれだ。これくらいなら書かなきゃよかった。
僕はまだアクセスなんちゃらでレベルが上がったなんてことはない。いつの日かレベルが1でも上がることを祈りたいと思う。