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苦悩の集

walk

作者: 時雨 小夜
掲載日:2015/06/11

 騒がしい 日々には少し 静寂を

 あまりに悲哀な 日々には笑顔を


 何も憎まず 歩いた先には

 苦痛は無いさ 涙も無いけど


 幸せなんかを 掴もうとして

 思えば何処まで 歩いて来たんだ


 快楽なんかは 無いけれど

 死んじまうより 遥かにマシさ


 世界は僕を 愛しちゃいない

 僕が世界を 愛してないから


 だから僕は ひたすら歩く

 それが罪滅ぼし では無いけれど


 自己満足で 只々歩く

 彼女から貰った 五千円ちょっとの

 白いスニーカーで 只々歩く


 横には誰もいない 味方はいない


 だが敵もいない 一人だけ


 それが僕には ちょうどいい


 こんな僕には ちょうどいい


 これから何処へ 歩いて行こう


 待ち人なんかは 居ないから


 何処へ行っても 構わない


 だからこそ僕には 分からない


 何をしていいか 分からない


 何かしていいかも 分からない









 ……そんな立ち位置が ちょうどいい


 宙ぶらりんの僕には ちょうどいい


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― 新着の感想 ―
[良い点] 凄く好きです。リズム感溢れる言葉選びと、詩全体から伝わる物寂しさがとても伝わってきました。 「こんな僕にはちょうどいい」 自分の作品で使ってみたい言葉です!
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