ここはどこ?え、神界!?それに異世界デビュー!?
どうも、蓮季曜です。
今回、もう一作品書いてみました。
こちらは、主人公を『神の使途』として異世界に転生させるお話になっています。
両作品ともできるだけアップしていきますので、読んでみてください。
俺は、日番谷陽翔 22歳。大学生だ。
今日もいつも通り大学に行ってつまらない講義を全て受け今、自宅に帰宅途中だ。
やっぱ、講義後に聞く音楽は最高よ!
で、今はいつも大学と家を往復する際に渡る信号で変わるのを待っているところだ。
よし、やっと青になったな
「・・・♪」
ノリノリで音楽を聴いていると横から突如眩しい光が差し込んできた。
なんだろう?と思い確認してみると車道の信号は赤なのにこちらに猛スピードで突っ込んでくるトラックがあった。
おれはその光景にすぐに反応することができずに立ちつくしてしまった。
ドゴン!!ゴト・・ゴロゴロ
すると突然身体が宙に浮く感じがし、暫くすると今度は体全体に強い衝撃がやってきた。でも、手や足を動かすことはできない。
そのとき俺は理解した。どうやら俺は先程のトラックに跳ね飛ばされ宙に舞い、その後落下し全身骨折したらしい。そのことがわかると俺の意識は完全にそこで途切れてしまった。
時間的にどれくらい経ったのだろうか?
今、俺は真っ白な空間でプカプカと漂っている。意識がハッキリと覚醒し、辺りをキョロキョロと見渡すと少し離れた場所にイスに座りながら優雅にお茶?を飲んでいるキレイな女性がいた。彼女の姿は瞳は爽やかなライトブルー色、白髪の肩口で揃えたショートヘアーに白い法衣?みたいなのを着ていた。身長はたぶん150前後だと思う。
で、俺はあまりにも美しい彼女に目を奪われている。すると彼女は俺が目を覚ましたことに気づいたのか、ゆっくりと近づいてきた。
「ハルト、やっと起きたのね」
一番最初に言った言葉がそれだった。それも初対面で誰かも知らない人に呼び捨てにされて・・・
普通なら呼び捨てにされたらイラッと来るものなのだが、男とは単純な生き物でカワイイ女子や女性に呼び捨てにされると怒る気なんて失せてしまうのだ。
実際、今の俺がそうだ。最初は『なに呼び捨てにしやがって』って内心思っていたが、今じゃもうそんな気はしない。
美女、恐るべし・・・
とそんなことを思っていると「あら、私が美女だなんてありがとう!あなた、人を見る目があるわね。だから、考えていたことは何も聞かなかったことにしてあげるわ」と心を読まれてしまった。
「で、貴方は誰で、ここはどこですか?」
「ここは神界と呼ばれる神々が住まう場所。そして、私は創造神エクスティア。神々の頂点に君臨せし者よ。」
聞かなければよかった。
今、俺の目の前にいるのは創造神様だという・・・ということはこれは小説でよく読んでいた異世界転生物なのだろうか?
というか、それしか考えられない。ということは、俺はもしかして死んでしまったのだろうか?それとも神のミスで殺されてしまったのだろうか?
まぁ、一応確認してみますか・・・
「創造神様、俺がここにいるということはもしかして俺は死んでしまったのでしょうか?それとも誰か神のミスで俺は殺されてしまったのでしょうか?」
「あなたは、現世で帰宅途中に居眠り運転していたドライバーのせいで轢かれて死んだのよ」
「そうですか・・・」
どうやら俺は死んだらしい・・・
まぁ、別に現世に未練ないからいいけど。それにあっちでは俺に友達なんて呼べる者はいなかったし、週末は基本的にバイトかベッドに寝転んで異世界小説を読むかぐらいしか楽しみなかったもんな。
あっちでの生活のことを考えていると創造神様から選択肢をもらった。
「それで、あなたにはこれから2つの選択肢があるわ。1つ目は、このまま天国に行くこと。もう一つは、私のお願いを聞いて私が管理している異世界に神の使途として転生すること。あ、ちなみに私からのお願いは神の使途としてあっちの世界の状況や盛況なんかを調査・監視してすることよ」
この選択肢を聞いた時、これは転生するしかないのでは!?と思った。
だって、念願の異世界デビューだぞ!?これはするしかないだろ!!
でも、異世界の状況や盛況を調査・監視するって言われてもなにをすればいいのかわからないんだよなー
んー悩ましい・・・異世界デビューは魅力的なのに・・・
「なに、調査・監視っていっても転生した世界が無意味な戦争や差別などが蔓延っている世界ならそれを壊滅させたり、人間または国がなんの理由もなく戦争したら両方を捌いたり、自理不尽な者や理不尽なこと、犯罪や大罪またはそれに準ずる行為をしているならその者からスキルを奪取・剥奪するだけよ。」
とまたもや俺が考えていることを読まれてしまった。
でも、それを聞いて安心した。意外と俺にもできそうな内容だし。
でも、ここは1つ確認しないといけないことがある。それは、戦ったことのない俺が向こうでやっていけるのかということだ。
「エクスティア様、俺は現世ではただの学生でした。なので、転生したときに戦うことができませんが大丈夫なのでしょうか?」
恐る恐る聞いてみるとエクスティア様はクスッと小さく笑ったあと。「それなら大丈夫よ。1000年間ほどこの神界でトレーニング期間を設けるし、私からも様々な権利やスキルなんかを授けるから」と言われてしまった。
これを聞いて俺は決心した。
「エクスティア様、俺、日番谷陽翔はエクスティア様が管理する異世界に『神の使途』としてエクスティア様の使途として転生します!いや、させてください!!」
「良い返事ね、ハルト。わかったわ、トレーディング期間終了後、あなたを私の使途として転生させましょう!」
これが遂に俺が異世界転生することが決まった瞬間だった。