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第七回【　日本人の持つ興味レベル　】（2/4）

　『どんより』とした気分で掃除をしていると、空まで『どんより』と暗転し始める。

そして唐突に叩き付けるような『ゴロゴロゴロ』『ダダダダダ』と嫌な音が響き始めた。

最悪な事に集中豪雨だ……大急ぎで外へ飛び出して、とりあえず洗濯物を部屋へと投げ込んだ。

室内の物干し場へと洗濯物を運び込むけれど、干せる場所がないので『ふうーぅ』と溜息。

　そして同じように後ろを付いてきたヤマトも、同じとは思えないふざけたポーズと憎らしい顔芸を決めて、私とは似ても似つかない『ふうぅうぅうぅう』とビブラート風味の演歌調で溜息……どうやら、笑わせようしているらしい。

あまりの間の悪さに『遊んでいないで手伝え』との怒りの感情が一瞬だけ表情に『ピキッ』と漏れ出たのも仕方がないと思う。