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rader to rainning

天の梯子に掛かりしは、使いの御手のかるやなん。

ヤコブは去りにし人世の御棹に、天衣の羽織はかかるかやらん。

殊世の空の灰なす所に、照らる雲間のちり染まん。

雨後の雲居乗る海鳴りそらねの、かかる所にありなす常世の、けらる事世のあるあじく。


これより、三人者勢にての話に成りに候。

必見伐括。天衣無縫。如水湛明。以下用訳。

これより、三人者勢の話端、始まれり。



なあ。そろそろ名前教えてくんねえ?


「あの……やだ……」


「あっはっは! 嫌われたな、グレイ」


「なんだよ! そんなこただよな? えい!」


「やだ……」


ちぇっつく。いやはやな。うん。


「で? あんたは何をやることに?」


……。


まさか、何もできねえとか? そうか……。


「なあカイ。これ、あれでなんとかなんねえか?」

「なるな。かけるんじゃない、かかるんだ」

ゲラーチェ。そんならさっさと、な。


耳打ちする優兄に、フィッシュは頷く。


大聖希起動ーーエリオスリンクスレーチェ。


ーー。


「どうぞ。食べたかったの」


わはお! これ、いいのか!? ありがたらく!


「すげえな、そゐか? すよ……」


これで酒に専念だな。おう?


「……えいよう」


照りた頬はせはしらう顔に、生けた花ヨと笑みにける。

エンラルドスンス=エリドゥスンス。アリオリッティン・エリオスライツスリンーーン。綻ぶこともなかりせば、かみのこころをけらしたし。エリオツィンスクミンーーン。


「……エリー」

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