第四話:『人形と伯父』
役立たずな雑魚同盟
み、みなさん…
「こんにちわー!(泣)」
「キシャ〜!!」
前々回のあらすじ。
1、ストーカーにあう。
2、妹とあう。
3、再びストーカーにあう。
4、ランチャーを撃たれたが、妹が助けてくれた。
5、逃げた
6、祇園と田山らしき奴とあうが。
7、敵でした。
8、また逃げた。
9、で、祇園達に会う。
10、雑魚同盟再集合!
てな、かんじです。
敵は、人形(パペリオット又はドール)と呼ばれる道具。人形師と呼ばれる役職があり、人形を造りそれに嘘の命を与え、自分の命令を聞かせるや命令を入力し、人形師でもなくても、人形を使えるようになる。
しかも、命令次第では…
ビュン!
「ちょ、殺傷命令型かよ!?(泣)」
様々な命令系統があり、その中で一番危険なのが殺傷命令型と呼ばれる人形だ。
殺人ありの設定で、これが結構危ない。
「田山!」
「なんだ!?」
「奴等は土製だ!」
「!、おう」
そう、さっきソニックブームを放ったが、少し削れた…悲しいが、俺のソニックブームは土ぐらいは削れる。
土製なら…
「水がないや」…ちょー!!(泣)
「え、マジで?(泣)」
「水筒落とした(泣)」
「役立たず〜(泣)」
「キシャ〜!!!」
人形が一斉に飛び掛かってきた。
さらば…人生(泣)。
「ナチュラル・アロー!」
「変換、鉄!」
突如生えた木製の弓矢が現れ、矢を放つと同時に矢先が鉄に変換される。
矢はそのまま、土人形を貫く。
「へ…」
横を見たら、二人ほどたっていた。
「おに…兄貴!」
「ともちゃん!」
「「大丈夫!?」」
歩と雪白の二人が、一気に俺に接近し、安否を…
「って、どこさわっとんじゃ!」
「え…どこっつ…」
〜少々お待ち下さい〜
「もう…触るなよ」
「うん」
溜め息をつきながら、愛と雪白にお礼を言い、祇園と田山の安否を確認。
「お前だけは味方だと思ってたのに〜(泣)」
と何故か、キレられ田山は全力疾走で学校に戻っていた………。
俺達も学校に帰る事にした………この時、気付かなかった…俺を見詰めてる怪しい眼光に………。
「はぁはぁ、ともたん…かわ…」
「気付くわ〜!!」
脳天踵落しが炸裂!!
変態にクリティカルだ!!
「で、何しに来た」
「ともたんのかん
「殺すよ」…お小遣いあげに来たよ」
先程、俺を見詰めていた糞変態は俺の伯父であり、一応『魔王』のバロムだ。
昔は強いぞ!魔王バロム!!と言われていたが、今では部屋にこもり、スナック菓子を食べながらギャルゲーなどをしている、弱いぞ!ヘタレ魔王バロム!!になっている。
「さっさと、帰れヘタレ変態糞野郎」
「酷い!?(泣)」
こいつがいると、ろくな事にならない。
昔、魔王の手下と勘違いされ、勇者に追いかけまわせれた日々があるからだ。
「あなた」
「なんだい、美少女」
「爆弾になりたい?
私のともちゃんから、離れてよ…さも…ないと」
「死んじゃうよ」
伯父の顔が、愛と雪白の脅しに恐怖している…お前、本当に魔王かよ………
このあと…伯父は二人連れて逝かれ、断末魔を聞いた…しらねぇ。
第三話…完
はーい、第四話終了。やっぱり、役立たずな雑魚同盟の皆様。そして、ヘタレ魔王のバロムも現れ、ヘタレ度加速し続けます!!