裏第一話〜神田愛編〜
裏の話です。これは、知樹視線はありませんな、といやけで裏第一話〜神田愛編〜始まります。
初めて見た男の子が兄貴だった…。
裏第一話〜神田愛編〜
朝…毎朝目を覚めると、恐い可能が浮かび上がる。
私は、さっさと制服に着替え、兄貴を起こしに部屋に入る。
「兄貴、兄貴、朝だよ…」
何度も何度も呼び掛けても、返事がない時は死にそうになる。
「兄貴!兄貴!兄貴!?」
「ふっがぁ…」
なんだ…良かったと安心したら、苛ついてきた。
「起きろ〜!!」
「みゅみがぁー!?」
ムカついたので、兄貴の耳元で大声で叫んだ、近所迷惑なんてしるか!!
「愛は俺を殺る気なのか(泣)」
全然、そんなことは考えた事がないよ…まぁ、違う事なら何度か………。
私の家は、ごく普通の今時珍しい和風の新築一軒家(新築って言っても、買って一年)
今は両親は海外へ仕事でいないので、兄貴と二人暮らしをしていたりする。
嫌だと思った事は少ない、だって兄妹じゃない…だって双子じゃない………と色々と理由はある。
両親が海外に行く時、私も連れて行くと言った時はゾッとした…。
冗談ではない!!
こんな幸せをそんなことでぶっ壊されたくない!!!
その時初めて両親を殺したいと思った。
最初は無理矢理でも連れて行くと言っていたか、母さんが何か感じたのか、急に
「ついて来なくていいよ?」と言い出した。
さすがにこれは驚いた、頑固な油汚れなような頑固な母親があっさり来なくてもいいと言うので、驚いた。
父さんは最初は講義していたが、母さんの必殺の『あらあら、地獄を拝みたいの?』笑顔で父さんは沈黙し、それが二ヵ月前で現在にいたる。
「お…い…おい、愛!!」
「ひゃあ!?」
「腹減ったよ〜(泣)」
いけないいけない、つい懐かしい思い出(と言っても二か月前)に浸っていた。
私は朝ご飯を作っていたんだっけ…と思い、兄貴を見たら。
「メシ〜(泣)」
と泣きながら、箸を両手に持ちながら顎をテーブルにつけ、ドンドンと足踏みをしていた。
あはっ、可愛いよ。
そうだ…言い忘れたことがあるな。
私は小さな小さく…兄貴に聞こえないように呟いた。
「お兄ちゃん、大好きだよ」と。
「愛〜メシ〜」
「わ、わかってるわよ!」
この幸せが永久に続きますように………。
裏第一話〜神田愛編〜
…はい、ごめんなさい。愛がこんなキャラで、こういう設定なんです!!だから、石やめて石は(泣)