裏第二話〜雪原弓誓〜
裏第二話
ともくん…僕との約束覚えてる…かな?
僕は覚えてるよ、君と交わした素敵な約束を少し物足りない約束を覚えてる。
昔に比べて凄く良い…昔も良かったけど今の方がより良くてまた君に惚れてしまったよ…君は罪人だ。僕を何度も何度も惚れ直させるなんて、君のおかげでどんなにいい男だってゴミに見えてしまう。
君との約束を果たす為に僕は今まで生きてきたし、両親も………したよ。すべては約束のために…
〜十年前〜
引越しの日の当日に両親に引越しを告げられた僕は泣いた…泣き叫んだ。両親は僕を無理矢理に入れたので僕は車の窓から顔を出して、涙目になりながら泣きながら来てくれたともくんを見詰めていたが無残にも両親が車を出した。
ともくんは走った…必死に走ってきた。こけながらも体に擦り傷ができても顔から鼻血をだしてもともくんは走ってくれた…凄く凄く嬉しくて泣いてしまった。そして最後にともくんは言った…『こんど…ま、またあ、あ、あえたら……僕の…かの…彼女に……なっ…!?』そこまで言ってともくんは豪快にこけた。けど起上がり叫んだ。
『僕の彼女になってください!!』
嬉しくて嬉しくて泣いた…本気で泣いて答えた。
『うん!!』
そして…ともくんは見えなくなった。
あれから、ともくんとの約束を胸に秘め、約束を力に 誇りに変えて生きてきた…だから…だから。
一緒に居ようよ…ずっとずっとこれからずっと僕だけのともくんとしてさ。
こんなもんですみません