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芽生えたもの②
短いです。
だんちょーがエシューにお姉ちゃんと呼ばれてから、ずっと笑顔だ。いつもは、そんなに笑わないのに。
確かにエシューにお姉ちゃんと呼ばれたのは、嬉しかった。それに、あの笑顔は反則だ。あのコンボは、心を撃ち抜く何かがあったと思う。異性に興味を持たなかった私が初めて興味を持った時だと思う。
私はだんちょーと自分のことも交えて言った。
「エシューに見惚れすぎですよ。」と
そしたらだんちょーは、否定してきたけどあれは絶対に見惚れてたと思う。顔が赤くなってたしね。
私はだんちょーに先に、お婆さん達に理由を話しとこうと言った。ここにきた本当の理由を。
「んっ。」
エシューが声を洩らしたので、頭を撫でて、起こさないようにする。
私は、エシューを見る。
「可愛い。」
気づくと声に出していた。いや、だって本当に可愛いしね。何といっても、この寝顔がいい。相手を信頼仕切っているような顔が。
私は、エシューを撫でながら思う。
(また、お姉ちゃんって言ってほしいなー)と。
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