決闘①
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僕達は城の中を歩いてく。
「ねぇ、フレアお姉ちゃんどこに向かってるの?」
「いや、どこにってエシュー。自分の部屋に向かってるんだが」
「ええっ、フレアお姉ちゃんここに住んでるの!?」
「いいや、違うぞエシュー。ここから少し離れた所に宿舎があるんだ。そこに住んでいるんだ」
「ヘぇ〜、城に仕えてる人は全員はそうなの?」
「いや、違うぞ。家から通う人もいるがこちらに住んだ方が家賃とかも安いんだ。それに、部屋も広いしな。」
あの王様ってやっぱり優しいんだな〜そんなことを思った。
「えっと、フレアお姉ちゃん。僕がどこの部屋にいたか分かる?」
「いや、分からないが。どうかしたか、エシュー?」
「えっとね・・場所がどこか覚えてないんだけど、どうすればいい?」
「エシュー・・・。はぁ、一緒に探してやるからそんな顔をするな」
「うんっ!」
僕とフレアお姉ちゃんは僕の部屋を探そうとする。
「おい!お前、俺と決闘しろ!」
後ろから、急に声がかけられる。声の主は、オルトとか言う人だ。
「?フレアお姉ちゃん、言われてるよ」
「いや、違うだろうエシュー。どう考えてもエシューに言われてるだろ」
「えっ、そうなの?」
「そうに決まってるだろうがっ!」
「なんで?」
「っ〜!いいから、ついて来い!」
「ええー」
「行くぞ、エシュー」
「えぇ〜、嫌なんだけどフレアお姉ちゃん」
「いいから、行くぞ。エシュー」
僕の意見を無視してどこかに連れられていく。
僕は訓練場みたいな所に連れてこられた。
「あのー、今から何するんですか?オルトさん?」
「決闘に決まってるだろが!」
「だから、なんでですか?」
「お前が、陛下に無礼を働いた事。それにお前がワイバーンを倒しただなんて信じられる訳がなかろう!」
あぁ、成る程。そう言う事か。
「あっ、じゃあ信じてもら・・・」
「本当だ!エシューは、ワイバーンを倒したんだからな!」
フレアお姉ちゃんは、何故か熱くなっている。
「ふん、本当かも怪しいがな」
「なら、証拠を見してやる!今からエシューの事を疑っている奴らをここに連れてこい!みんなの前でエシューがワイバーンを倒したことを証明してやる。オルト、お前を倒してな!」
「えっ、いや・・・」
「なっ!エシュー」
「う、うん」
僕はフレアお姉ちゃんの勢いに流される。別にフレアお姉ちゃんが怖かった訳ではない。断じて、違う。
「なら、少し待っていろ。今いる騎士団や魔法使い共を呼んでくるからな。それまでに負けた時の言い訳を考えておくんだな」
そう言い、オルトさんは訓練場から出て行く。
「ねぇ、フレアお姉ちゃん。僕は目立つの嫌なんだけど」
「すまない、エシュー。エシューが貶された様な気がしたからつい・・・」
「いや、まぁいいけどね。けどあのオルトさんって強いの?」
フレアお姉ちゃんが僕に変わって怒ってくれたのは嬉しかった。
「あぁ、強いはずだぞ。オルトは、カーネント国騎士団1番隊団長だからな」
「へぇ〜、そうなんだ〜」
僕とフレアお姉ちゃんは、喋りながらオルトさんが帰ってくるのを待った。




