カーネントに行く⑥
ブックマークと評価ありがとうございます。
「みんな、起きてー。もう、行くよー」
「う〜ん。エシュー、はやくない?」
「マーラ、ぐずぐずするな。はやく行くぞ」
「エシュー君、こんなに朝早くから行くのかい?」
「・・・行くぞ」
僕は、2人に答える。
「朝早い方が魔物と合いにくいしね。それに昨日は、運が良かったから魔物と合わなかったけど、ここからはそんなことないからね」
そう言い、僕は歩き出す。
「わっ、ちょっと待ってよ〜」
「ちょ、ちょとまってくださいって」
2人は、駆け足で近づく。
「ほら、はやくはやくー」
「ちょっと、エシュー元気すぎない?」
「エシュー君、見張りまでしてよく元気だよね」
「まぁ、3日位は寝なくてもいけるからね」
そう答えて、山を進む。
それから少しして、僕は気になっていた事をマーラお姉ちゃんに聞く。
「そういえばさ、何でマーラお姉ちゃんだけ鎧じゃなくてローブなの?」
するとマーラお姉ちゃんは、嬉しそうに答えた。
「あれ?やっぱり、気になる?いや〜、ここまで聞かれなかったから興味ないのかな〜と思ってたんだけどね〜」
「うん、気になるよ。何でなのマーラお姉ちゃん?」
「ふっふふ、私は魔法使いだからね。これでも、最年少で国に仕えてる天才魔法使いなんだからね!」
マーラお姉ちゃんは、ドヤ顔で言う。
「マーラお姉ちゃん」
「何、エシュー。私の事凄いと思った?」
「嘘はよくないよ」
「あれー?エシューが何か冷たいんだけどー」
「いや、エシュー本当だぞ」
フレアお姉ちゃんが肯定する。
「えっ?本当に?」
「いや、だからさっき言ったよね〜」
「まぁ、見えないもんねー。しかもこの中じゃ一番年上だしね、マーラは」
「ええっ?」
「さっきからエシューがひどいよ〜、だんちょー」
「まぁ、見えないもんな」
僕は、マーラお姉ちゃんが魔法使いと言うことより驚いた。
「じゃあ、マーラお姉ちゃんって何歳なの?」
「エシュー・・。そう言うことは女性に聞いちゃダメなんだよ〜」
マーラお姉ちゃんは、笑いながら言うが目が笑っていない。
「えっ、いや、ごめんなさい」
「まぁ、いいけどね〜。私は17だよ〜」
「じゃあ、僕とは7つ違うんだね」
僕は、そう答えるとみんなを一瞥する。
「私は、16だ」
「僕は、17だねー」
「・・・15だ」
「ええええ、ケインが一番年下だったの」
「驚くよね〜。ケインこの顔だしね〜」
「私も最初聞いたときは驚いたな」
「僕も、最初年上だと思ってましたしねー」
そんなことを話しながら山を進む。
しばらくすると、魔物の声が聞こえてきた。
ーーーーガアアア
「この声って、団長!」
「ああ、たぶんオーガだろう」
「エシュー君、大丈夫なんだよね!?」
「大丈夫ですって、あいつら強くないですし。たぶんこのままいくと会いますよ。オーガ?でしたっけ?」
僕はそう答えると、さらに山を進む。
「あっ、ほら。オーガ?がいますよ。思ったより、数多いですねー」
「ちょ、エシュー本当に大丈夫なの?結構な数がいるけど」
「大丈夫なのかエシュー?私は疑ってはいないが、手を貸そうか?」
「ちょっと、団長達!何を呑気に話しているんですか!みてください、オーガだけでなくオーガの変異種もいますよ!」
「大丈夫ですって、ジークさん。それより、オーガのランクってどれ位なんですか?」
「信じますからね、エシュー君!オーガはCランク、オーガの変異種は最低でもBランクです!」
ーーガアアア!
「あっ、オーガ達がコッチに気づきましたね」
「ちょっと、エシュー呑気にしてないで何とかして!」
「わかってるって、マーラお姉ちゃん。じゃあ、やりますか」
僕はそう言い、近くに落ちている石を拾っては投げ、拾っては投げた。
「はぁー、とあー、ちょー」
僕はただ石を投げる。投げた石がオーガ達に当たるとオーガ達が爆ぜる。
ーードパン
ーーパァァン
オーガ達、約20体を倒して僕は言う。
「さぁ、どんどんいきましょー」
僕は山を進んでいく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「だんちょー、だんちょーもオーガ達倒せますか?」
「剣だけなら4体ぐらいまでなら何とか・・・、魔法を使えばオーガだけならいけると思う。マーラは?」
「一番強い魔法を使えば、オーガだけなら倒せると思いますね〜。変異種は倒せないし、魔力も切れるのでほぼ不可能ですね〜」
「そうか、ケインにジークはどうだ?」
「無理ですよ!1体倒せるかどうかですよ!」
「3体ぐらいまでならいけると思います。」
私達は、エシューの強さを改めて感じた。エシューは、オーガも変異種も石を一発だけ当てて倒していた。
「お姉ちゃん達〜、はやく行くよー」
私達はエシューの声を聞き、エシューの元に急いだ。
ブックマークなどお願いします。




