しょうがないな〜
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私とマーラは、お爺さんに教えてもらった方法を実行する。
「エシュー?」
「何、フレアお姉ちゃん?」
エシューは、食べるのをやめてこちらを見る。
「エシューって、強いよねー」
「ど、どうしたのマーラお姉ちゃん」
「そうだな、エシューは強いよな。何て言ったて、ワイバーンを倒せるのだからな」
「そんなことないよ〜」
エシューは、少し照れた様子で言う。
そう、お爺さんから教えてもらった方法とはただ褒めること。エシューは、単じゅ・・・心が綺麗なのでこれでいいとのこと。あとは、自分達で考えろとお爺さんに言われた。
「そんなエシューがついてきてくれたら嬉しいのになー」
「そうだな。エシューがついてきてくれるのなら嬉しいな」
私とマーラは、エシューを、褒める。まぁ、本音だけどな。
「ええ〜、そんな事言われてもついていかないよ〜。僕は平凡に過ごしたいからね〜」
エシューは、そう言うが顔がにやけている。多分、あと一押しで堕ちると思う。私とマーラは、合わせて言う。
「「エシューがきてくれたら、お姉ちゃん達嬉しいのにな〜」」
恥ずかしいが、エシューについてきてもらうためだ。
「そ、そそんなこと言われても行かないからね!」
エシューは、たじろぎながら言う。
私とマーラは、エシューにとどめを刺す。
「ねぇ、エシュー。私達といるのは嫌いー?」
「エシューは、私達といるのは嫌か?」
「そ、そんなことないよ!」
エシューは、強く否定する。私とマーラが喜んだのは言うまでもない。
「じゃあ、きてくれるよねー。エシュー」
「それなら、ついてきてくれるか?エシュー」
「しょ、しょうがないな〜。お姉ちゃん達がそこまで言うのなら、ついていこーかなー」
エシューはこれまで、拒んでたのが嘘のようにすんなりと受け入れた。
私とマーラはエシューを抱きしめる。
「「ありがとう、エシュー」」
そう言いながら。
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