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天使の梯子

2人で海まで歩き始めた。

「どうかした?」

「なんですか?」

「急に呼び出したりして。」

「なんでもないです。」

「そう。それならいいんだけど。ブルーの話を続けようか。」

彼女が頷く。

「ブルーには、”ゆううつ”って意味もあるんだ。ブルーな気分っていうでしょ。智ちゃん、マリッジブルーなんじゃない?」

「えっ、わかっちゃいました?かなわないなあ。そうなんです。マリッジブルーみたいです。みんな祝福してくれてるのに。」

「みんな、なるっていうよ。結婚が現実のものとして近づいてくると、結婚後の生活の変化や家庭を持つ責任への不安が突然に強く意識されるんだ。」


「もうすぐ、海だ。」

「青い空じゃなくて、残念。きっと海も綺麗な青じゃないわ。」

空を見上げる。

「青空よりももっと綺麗なものが見えそうだ。」

「なに?」

「それはあとのお楽しみ。」


しばらくして。

「わあ、綺麗。」

雲の合間から光が溢れ、地上へ降り注いでいる。

「天使の梯子エンジルス・ラダー」っていうんだ。」

しばらくの間、その天使の梯子エンジルス・ラダーを眺めていた。

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