表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/120

転/第八十話:(タイトル未定)

「“やりかた”もよく知らないのに、あんな勝負をふっかける! いやー、あんさんのその向こう見ずな気概、気に入りましたわ。あたしゃあ、あんさんの相棒さんに乗らせてもらいますよ!」

 なんでだかちょいと和気あいあいふうに変質した雰囲気の中、“カウンター/勘定台”のおヒトに“遊び方/決まり事”を教えてもらい――ちょうど“それ”が終わったところで、肩をポンと軽く叩かれ、そんな言葉を投げられた。

 不意のボディータッチにビクッと身震いしつつ、なにぞと意を向ける。

 質のよさそうな着物に身を包んだ、恰幅のよい小柄なおっさんが、揉み手をしていた。

「頼んますよー。今日の遊び用の銭っ子すべて、ガツッとこの勝負に注ぎ込みますんで!」

 ご利益がありそうな福の神っぽい笑みを浮かべながら、とんでもなく厄介なことを言うてくれる、このおっさん。

「初めてなので、どうなるかわからないですが……」

 引きつらないよう努めて浮かべた愛想笑いで、

「ハハッ」

 と、どうにか応じ、流れる所作で逃れるように移動する。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ