表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/120

承/第二十九話:ムシムシ尽くし(其の十六)


「私は、私の胃と腸に誓ってっ! 正々堂々、美味しくいただきますっ!」


 どうにも釈然としない我が心情などおかまいなしに、“夫婦大食い祝事(決勝)”は開始された。なぜか完全にこの場の主役になっている壱さんの、無駄にカリスマ的な宣誓によって。

 夫婦であるとウソを吐いて祝事に出場してるのだから、この場の主役になってしまってはダメだと思うのだが……。なんというか、これも人徳というやつだろうか。それとも自然体でウソが吐けるヒトほど人心掌握がお上手なのだろうか。

 ――まあ、それはそれとして。

 お祭り効果によって妙にテンション高く盛り上がる“夫婦大食い祝事(決勝)”だけれども、実際やってることは蒸しまんじゅうをひたすら食すという行為のみで、これといって語るほどのドラマがないので、ここは端的に、結果だけ述べておこう。


 本日、壱さんは“生ける伝説”となった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ