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偽りの夏
15歳の夏、海の波で削られた洞門。
若者たちは、海水浴場で泳ぐのではなく、磯部で泳ぐのが好きだった。
ホコを持って、水中メガネをつけて魚を取ったりするのが好きだった。
スノーケルをつけ、じっと海の 中を覗き込んでいた。
4人の少年少女は、そこがお気に入りだった。
少女たちは 少年たちの魚とりを 岩辺で眺めていた。
夏美は、少年たちと同じように 海に飛び込んだ。
愛奈は、泳ぐのが苦手だった。
ふと、気がつくと 夏美
が消えていた。
みんなで探したが見つからない。
なつみの親 にそのことを伝えに行った。
なつみ両親は、警察に捜索願いを願い出た。
しかし、夏美の行方は分からなかった。




