表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Flash back from the another planet 他の星から 静浜の物語 残響 番外編 潮風の招待状 MC MIX  作者: 是田好


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/5

静濱の物語 残響 番外編 潮風の招待状 MC MIX

⑤宴では何をお歌いになされたのですか うむ 保栄茂ビンが 虫のバラードを 東風平こちんだ が 前しか向かねえ を歌った 二人ともガチだったのでな 私は 間を取って 潮風の招待状を歌った わたくしの知らない歌ばかりですわ いや 知らなくて当然だ いわゆる ヲタどもの歌だからな まぁ あまり一般的では無い わたくしも一節 歌わせて頂けますか 澄んだ引き絞ったような声が 夕闇の波間を流れた 初めて聞く あじなはの民謡か いいえ 現代風のポップスにアレンジした歌ですわ 有線でも流れております そうなのか いや 昔は関わりがあったのだが 今はとんと ご無沙汰しておってな しかし 良い声だ とても あの まあや と 同一人物だとは思えない 今は東風平こちんだの下で あや と名乗っているとか 先代の計らいだろうが 用意周到な事だ ひとつ勘違いされておいでの様ですが まあやとは 先代がおつけなさった 通り名でございます 今の名前 あやが本名 元々の名前でございます 震旦文字で 難しい方のあや 糸偏に土を書いてル又のあや 綾 フルネームで 金城綾 カナグスクアヤ と申します おばぁ私めの祖母が名付けたと聞いております 両親がつとに亡くなり わたくしはおばぁの手で育てられましたが そのおばぁが亡くなった時 自暴自棄になっていたわたくしを拾い上げてくださったのが 先代でした 先代に出逢わなければ わたくしはNAEで自堕落な生活を送っていた事でしょう いや 今頃はとっくに死んでいたかも知れません ご指摘の通り わたくしは先代の子を宿したままやまとへまいりました 同じ頃に先代の娘夫婦も子をもうけましたが 一年も経たずにお亡くなりになりわたくしの娘が娘夫婦の子に成り代わったのでございます ご理解頂けないかもしれませんが 昔も今も 上流階層というものの倫理は一般庶民とは全く違うものです 本田の家の者で無くても他家であったとしても 同じ事でしたでしょう わたくしは苺花の側で召使いとして居られるだけで幸せでした 娘夫婦が行方不明になられた時からは 私ひとりでお世話しなければならなくなりました やはり自分の腹を痛めた子であるという意識が何処かにあったせいでしょうか わがまま放題に育ってしまったという自責の念がございます 行方不明 やはり苺花のご両親は行方不明だったのだな 詳しく承りたいものだが 今は先を急ごう まあや じゃなかった あや 今お前はどうしている 先代から仰せつかった任務を果たそうと躍起になっております ひょんなことで 東風平こちんだ様のワイフ 夫婦となりましたが それ以外は忙しなく立ち働いております 今ひとつ要領を得ないのだが 先代からの任務とは何だ 早い話が 諜報活動スパイ活動といったところでしょうか NAEや震旦 天竺 その他 もっぱら濱崎にいる事が多いございますが そうだった NAEの出であれば リングァフランカなんぞ お手のものだったな迂闊だった 当然思い付いて居てもよかった 成る程 兵站部に関しては 保栄茂ビン や東風平こちんだ に 任せてはおったが 諜報活動は 盲点だったな いつの間にか あやは立ち去っていた そう言えば 横田のあのマッドサイエンティストも 首里城で案内役の女学生から 島唄を聞かされたんだったな どんなふうだったのだろう ワダツミか 誰にいうとも無く呟いた いつの間にか 涙を流していた それに気付くと 別に悲しく無くても涙は流れるものだな まだ暫く此処にいよう 保栄茂ビンや東風平こちんだに 見られたく無いからな

発見された元原稿は以上です 後は他編の断片的なメモしかありません 本編も未成品である以上 将来改変されるでしょう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ