『特別回:15,000PV記念 裁判編 ~被告人・作者~』
【なろう&カクヨム 合計15,000PV記念!】
いつも読んでくださって本当にありがとうございます!
なろうでは特に“コメント欄が静かめ”なんですが、
ここでしか話せないこと、聞けないこと、語れること──
いろいろ話せたら嬉しいなと思って、特別回を用意しました!
感想じゃなくてもOKです!
「今期のアニメなに見てます?」とか、
「今日のごはん」でも「最近ムカついたこと」でも!
気軽にコメントしてもらえたら、
ヒロインズか潤が何かしら反応します(笑)
──静まり返る法廷。
俺、葉山潤は、スーツの裾を気にしながら、証言台の前でソワソワしていた。
潤「……なあ、これマジでなんの茶番なんだ?」
リア「静粛に。只今より、“作者あとがき暴走裁判”を開始します」
潤「やっぱ茶番だったああああああ!!」
バンッ!と勢いよく机を叩いたのは、検察官役のノアだった。
ノア「被告人、作者。あなたは以下の罪に問われています」
【罪状一覧】
・ヒロインの薄い本構想未遂罪
・あとがきで6万字書いて本編より楽しんでる罪
・ヒロインより登場頻度が多い罪
・にゃん語強要罪
・マーラ様信仰による倫理崩壊罪
潤「どういうセレクトだよ!? てか最後なんだよ! 人格じゃなくて宗教感で攻めんなよ!!」
──そして、被告席に座っているのは……作者。
やたら自信なさげに体育座りしていた。
作者『……うぅ……そんなつもりじゃなかったんですぅ……』
リア「では、証人を──カエデさん、どうぞ」
カエデがぴょんっと登壇。ポテチを食べながら。
カエデ「ほいほーい。証言しますぅ~」
潤「お前、軽すぎない!?」
カエデ「作者な、うちに“関西弁で耳元で甘えて”ってセリフ言わせたあとにな? “ちょっと録音するわ”って言い出したんやで」
潤「えぐっ!!ガチじゃん!!」
作者『違うんです!研究資料として……っ』
リア「却下。動機が不純」
続いて、ユズハがスキップで登壇。
ユズハ「せんぱ~い、あたしも証言しまぁす♪」
潤「お前、なんでそんな嬉しそうなんだよ」
ユズハ「作者ってばね、ユズハのこと“映え担当”って呼ぶのはいいけどぉ、“表紙詐欺にならないギリギリのエロさ”を目指すって言ってたんです!」
潤「何そのギリギリ理論!? 怒られるぞお前ら!」
作者『ちがっ……それはプロモーションの一環で……!』
リア「却下。動機がマーケティング」
ミリーが勢いよく飛び込んでくる。
ミリー「ミリーも言うのー!!」
潤「うわっ危なっ!お前、なんでローラースケート履いてんの!?」
ミリー「作者、ミリーの“ぴょこぴょこ登場率”高すぎなのー!! いつも“とりあえず明るくさせとけ”って使ってるのー!!」
作者『えっ!?いやいや、癒しポジションとして……』
リア「却下。便利枠は乱用対象」
潤「全部却下されてく作者かわいそすぎるだろ……」
エンリが静かに歩いて登壇。
エンリ「……私からも一言」
潤「エンリは優しいから大丈夫……」
エンリ「作者さん。“抱きしめたくなる台詞”をエンリにだけ20パターン用意した理由は、なんですか?」
作者『それは……癒しとして必要だと……』
リア「却下。欲望と選別の証拠とみなします」
潤「全員、全力で作者追い詰めすぎじゃない!?」
そして最後に、ノアが厳かに立ち上がる。
ノア「……潤様と私の描写が、何故あれだけ情熱的なのか。その理由を聞かせてください」
作者『し、知的で一番ギャップが映えるから……』
ノア「つまり、“他のヒロインより映える”ということですか?」
作者『ひ、ひええええええ!?』
潤「ギャップ萌えで裁判されるとか初めて聞いたよ!!」
──全証言が終わり、ついに判決が下される。
リア「被告人、作者に下される判決は……」
(間)
リア「──有罪。“愛が重すぎる罪”で、満場一致」
潤「愛が……重すぎる……?」
リア「はい。潤、あなたもです。“にゃん語強要された件”において、被害者であると同時に共犯者です」
潤「え、俺も!?」
ノア「潤様……一緒に罪を背負いましょう」
潤「だから重いってぇええええええ!!!」
──判決が下ったあとも、法廷の空気はザワついていた。
潤「……つーかさ」
潤「そもそもこれ、記念回じゃねーの!?」
ミリー「え? 記念してるよー! 15,000PVってすごいのー!」
カエデ「ウチな、潤くんが1PV増えるたびに正座して拍手しとるんやで?」
潤「何その宗教儀式みたいな!? やめて!? 怖いわ!!」
ユズハ「でもぉ~作者の行動、全部バレてたの意外でしたね~?」
ノア「当然です。潤様のファイルと同時に、“作者行動観察記録”も管理していますので」
潤「お前ら何見てんの!? 監視社会!?」
リア「ちなみに、“あとがきでテンションおかしくなる現象”は、“創作躁状態”と名付けました」
潤「学術名やめろ!!診断名みたいにするな!!」
──そのとき。
控室から、ふらっと作者が戻ってきた。
手にはカップラーメン。お湯は入ってない。
作者『……あの、ちょっとだけ……発言いいですか?』
(沈黙)
リア「……認めます」
作者『えーっと、あの、すごく言いづらいんですけど……』
作者『みんなのこと、だいすきなんです……っ!!』
潤「お前この期に及んで感情論かよおおおおお!!!」
作者『あとがきでふざけたり、にゃん語強要したり、ヒロイン達でバカな記念回ばっかやってるけど!』
作者『でも、みんなのおかげで書けてるんです! 読者も、ヒロインズも、潤も!!』
作者『……だから、ありがとう。これからもいっぱい、バカやっていいですか……?』
(沈黙)
エンリ「……もちろんですよ」
(微笑みながらそっと立ち上がる)
エンリ「バカみたいなことを一生懸命やれるのって、素敵じゃないですか」
ミリー「作者、やさしいとこあるのー!ミリー、許したのー!」
カエデ「ほんなら、また“もやし記念回”やってもええで?」
ユズハ「ユズハは“先輩のにゃん記念”待ってますよぉ♪」
ノア「潤様との描写に関しては、次は──全年齢枠の限界を……」
潤「お前だけ方向性おかしいから!!」
リア「ふふ。結局……この作品自体が、“愛とバカ”の塊、ということですね」
潤「いや!なんかいい話っぽく締めるな!! 俺は忘れてねぇからな!? “マーラ様信仰罪”とかいまだに納得してねぇからな!?」
──そんなこんなで、
裁判は無事(?)終了した。
法廷が終わる頃には、みんなが笑っていた。
たとえ判決が有罪でも、罪が“愛されすぎる罪”なら──まあ、悪くないか。
潤「ってまとめんなぁああああああああ!!!」
──というわけで、15,000PV、ありがとうございました。
これからも“この罪深い作品”をよろしくお願いします。
(裁判記録:完)
小説って、一方通行な表現になりがちだけど、
僕は「物語を通じて、誰かと繋がれる場」だと思ってます。
コメントがあると、それだけで
“書いていいんだ”“届いてるんだ”って実感できます。
なろうはコメント文化が少ないぶん、
ここで何気なく話してくれるひとことがすごく貴重です。
なので──
感想でも雑談でも、“初めての一言”でも大歓迎。
潤「お前のその一言、俺がちゃんと受け取ってやるよ」
作者(涙目)『潤……ありがとう……』