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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
93/262

『特別回:15,000PV記念 裁判編 ~被告人・作者~』


【なろう&カクヨム 合計15,000PV記念!】


いつも読んでくださって本当にありがとうございます!


なろうでは特に“コメント欄が静かめ”なんですが、

ここでしか話せないこと、聞けないこと、語れること──

いろいろ話せたら嬉しいなと思って、特別回を用意しました!


感想じゃなくてもOKです!


「今期のアニメなに見てます?」とか、

「今日のごはん」でも「最近ムカついたこと」でも!

気軽にコメントしてもらえたら、

ヒロインズか潤が何かしら反応します(笑)




──静まり返る法廷。


俺、葉山潤は、スーツの裾を気にしながら、証言台の前でソワソワしていた。


潤「……なあ、これマジでなんの茶番なんだ?」


リア「静粛に。只今より、“作者あとがき暴走裁判”を開始します」


潤「やっぱ茶番だったああああああ!!」


 


バンッ!と勢いよく机を叩いたのは、検察官役のノアだった。


ノア「被告人、作者。あなたは以下の罪に問われています」


 


【罪状一覧】

・ヒロインの薄い本構想未遂罪

・あとがきで6万字書いて本編より楽しんでる罪

・ヒロインより登場頻度が多い罪

・にゃん語強要罪

・マーラ様信仰による倫理崩壊罪


 


潤「どういうセレクトだよ!? てか最後なんだよ! 人格じゃなくて宗教感で攻めんなよ!!」


 


──そして、被告席に座っているのは……作者。


やたら自信なさげに体育座りしていた。


作者『……うぅ……そんなつもりじゃなかったんですぅ……』


リア「では、証人を──カエデさん、どうぞ」


 


カエデがぴょんっと登壇。ポテチを食べながら。


カエデ「ほいほーい。証言しますぅ~」


潤「お前、軽すぎない!?」


 


カエデ「作者な、うちに“関西弁で耳元で甘えて”ってセリフ言わせたあとにな? “ちょっと録音するわ”って言い出したんやで」


潤「えぐっ!!ガチじゃん!!」


作者『違うんです!研究資料として……っ』


リア「却下。動機が不純」


 


続いて、ユズハがスキップで登壇。


ユズハ「せんぱ~い、あたしも証言しまぁす♪」


潤「お前、なんでそんな嬉しそうなんだよ」


 


ユズハ「作者ってばね、ユズハのこと“映え担当”って呼ぶのはいいけどぉ、“表紙詐欺にならないギリギリのエロさ”を目指すって言ってたんです!」


潤「何そのギリギリ理論!? 怒られるぞお前ら!」


作者『ちがっ……それはプロモーションの一環で……!』


リア「却下。動機がマーケティング」


 


ミリーが勢いよく飛び込んでくる。


ミリー「ミリーも言うのー!!」


潤「うわっ危なっ!お前、なんでローラースケート履いてんの!?」


 


ミリー「作者、ミリーの“ぴょこぴょこ登場率”高すぎなのー!! いつも“とりあえず明るくさせとけ”って使ってるのー!!」


作者『えっ!?いやいや、癒しポジションとして……』


リア「却下。便利枠は乱用対象」


 


潤「全部却下されてく作者かわいそすぎるだろ……」


 


エンリが静かに歩いて登壇。


エンリ「……私からも一言」


潤「エンリは優しいから大丈夫……」


 


エンリ「作者さん。“抱きしめたくなる台詞”をエンリにだけ20パターン用意した理由は、なんですか?」


作者『それは……癒しとして必要だと……』


リア「却下。欲望と選別の証拠とみなします」


潤「全員、全力で作者追い詰めすぎじゃない!?」


 


そして最後に、ノアが厳かに立ち上がる。


ノア「……潤様と私の描写が、何故あれだけ情熱的なのか。その理由を聞かせてください」


作者『し、知的で一番ギャップが映えるから……』


ノア「つまり、“他のヒロインより映える”ということですか?」


作者『ひ、ひええええええ!?』


潤「ギャップ萌えで裁判されるとか初めて聞いたよ!!」


 


──全証言が終わり、ついに判決が下される。


リア「被告人、作者に下される判決は……」


(間)


リア「──有罪。“愛が重すぎる罪”で、満場一致」


 


潤「愛が……重すぎる……?」


リア「はい。潤、あなたもです。“にゃん語強要された件”において、被害者であると同時に共犯者です」


潤「え、俺も!?」


ノア「潤様……一緒に罪を背負いましょう」


潤「だから重いってぇええええええ!!!」




──判決が下ったあとも、法廷の空気はザワついていた。


 


潤「……つーかさ」


潤「そもそもこれ、記念回じゃねーの!?」


 


ミリー「え? 記念してるよー! 15,000PVってすごいのー!」


カエデ「ウチな、潤くんが1PV増えるたびに正座して拍手しとるんやで?」


潤「何その宗教儀式みたいな!? やめて!? 怖いわ!!」


 


ユズハ「でもぉ~作者の行動、全部バレてたの意外でしたね~?」


ノア「当然です。潤様のファイルと同時に、“作者行動観察記録”も管理していますので」


潤「お前ら何見てんの!? 監視社会!?」


 


リア「ちなみに、“あとがきでテンションおかしくなる現象”は、“創作躁状態”と名付けました」


潤「学術名やめろ!!診断名みたいにするな!!」


 


──そのとき。


控室から、ふらっと作者が戻ってきた。

手にはカップラーメン。お湯は入ってない。


 


作者『……あの、ちょっとだけ……発言いいですか?』


(沈黙)


 


リア「……認めます」


 


作者『えーっと、あの、すごく言いづらいんですけど……』


作者『みんなのこと、だいすきなんです……っ!!』


潤「お前この期に及んで感情論かよおおおおお!!!」


 


作者『あとがきでふざけたり、にゃん語強要したり、ヒロイン達でバカな記念回ばっかやってるけど!』


作者『でも、みんなのおかげで書けてるんです! 読者も、ヒロインズも、潤も!!』


作者『……だから、ありがとう。これからもいっぱい、バカやっていいですか……?』


 


(沈黙)


 


エンリ「……もちろんですよ」


(微笑みながらそっと立ち上がる)


 


エンリ「バカみたいなことを一生懸命やれるのって、素敵じゃないですか」


ミリー「作者、やさしいとこあるのー!ミリー、許したのー!」


カエデ「ほんなら、また“もやし記念回”やってもええで?」


ユズハ「ユズハは“先輩のにゃん記念”待ってますよぉ♪」


ノア「潤様との描写に関しては、次は──全年齢枠の限界を……」


潤「お前だけ方向性おかしいから!!」


 


リア「ふふ。結局……この作品自体が、“愛とバカ”の塊、ということですね」


潤「いや!なんかいい話っぽく締めるな!! 俺は忘れてねぇからな!? “マーラ様信仰罪”とかいまだに納得してねぇからな!?」


 


──そんなこんなで、

裁判は無事(?)終了した。


法廷が終わる頃には、みんなが笑っていた。

たとえ判決が有罪でも、罪が“愛されすぎる罪”なら──まあ、悪くないか。


 


潤「ってまとめんなぁああああああああ!!!」


 


 


──というわけで、15,000PV、ありがとうございました。


これからも“この罪深い作品”をよろしくお願いします。


(裁判記録:完)





小説って、一方通行な表現になりがちだけど、

僕は「物語を通じて、誰かと繋がれる場」だと思ってます。


コメントがあると、それだけで

“書いていいんだ”“届いてるんだ”って実感できます。


なろうはコメント文化が少ないぶん、

ここで何気なく話してくれるひとことがすごく貴重です。


なので──

感想でも雑談でも、“初めての一言”でも大歓迎。


潤「お前のその一言、俺がちゃんと受け取ってやるよ」


作者(涙目)『潤……ありがとう……』


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