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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
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第76話『俺、抱きしめる』

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





.


倉庫の中には、重く張り詰めた空気が漂っていた。



潤の背後には、カエデと社員たち──全員が屈強な体格と鋭い目つきでヤクザたちを睨みつけ、完全に包囲していた。誰が見ても“ただ者じゃない”のは一目瞭然だった。



リョウヤの顔は真っ青。ヤクザの頭と呼ばれる男も、目に見えて焦っている。



「おい、話が違うぞリョウヤ……! こっちは女一人って話だったじゃねえか!!」

男は怒鳴りつけ、肩越しに潤たちを睨む。



「俺だって聞いてねえよ!! 会社のガードが武闘派揃いとか、ふっざけんなよ……!」



情けなく叫ぶリョウヤ。その背後では、殴られた部下たちが呻きながら床に転がっている。


そんな中、カエデが一歩踏み出し、ヒールの音を響かせながら笑った。



「なぁ、あんたら? これで終わりや思っとるんか? うちの潤くんに手ぇ出したんや。──そのツケ、ちゃんと払ってもらうで?」



彼女の背後に立つ社員たちも、ゆっくりと間合いを詰めてくる。迷彩服に警棒、喧嘩傷の残る顔、明らかに“街の護身術教室”レベルじゃない。



ヤクザの頭が、歯ぎしりしながら唸った。



「……あんたらに私怨はねえ。ただの依頼だ。筋を通して言わせてもらえば、今回は手を引かせてもらう……」



沈黙の中で、潤が一歩前に出る。そして、静かに言った。



「……今回は見逃してやる。ただし、二度はない」



その言葉に、男は肩を落とし、部下に手を振った。



「おい、引き上げるぞ。クソみてえな仕事だったな……」



傷だらけのヤクザたちが、唸り声を上げながら出口へと向かう。



残されたリョウヤだけが、呆然とその背中を見送っていた。



──置き去りにされたのだと気づいた瞬間、彼の顔から色が消える。





そして、潤は静かにノアのもとへと歩み寄った。


リアが手早くノアの拘束を外し、その瞬間──ノアは膝をつき、潤を見上げて涙を溢れさせた。



「潤様……私は……潤様に酷いことを……」



「うん」 



潤は何も言わず、ただノアをそっと抱き締める。



「潤様に危険な思いまでさせて……」



「うんうん」 



「潤様……そんな私に……失望しましたか……?」



潤は微笑んだ。 





「いや、やっぱりノアがいないと落ち着かない。──おかえり、ノア」





ノアは潤の胸に顔を埋めて、誰にも見せたことのない大粒の涙を流した。




カエデがそっと横目でそれを見て、ぽつりと呟く。


「ほんま、無事でよかったわぁ……」




リアも、言葉にはしないが、その横顔は優しくほころんでいた。





──そして。


「で? リョウヤ? あんたこのまま帰れると思っとん?」


カエデが急に声のトーンを変えて、リョウヤに詰め寄る。




「お……俺は……矢崎ってやつに頼まれただけで……仕方なくだよ……!」




必死に言い訳を重ねるリョウヤ。


だが──



「へぇ~? ならしゃーない……ってなるわけないやろがい!!」




バチン! と壁を殴り、笑顔で詰めるカエデ。


「ひぃぃぃっ……!」




「責任、きっちり取ってもらうで? 謝罪? 暴露? 逃がす思とんか? 撮るで? 回すで? 配信するで?」



潤が静かにスマホを構える。



リョウヤの顔は、地の底まで真っ青に染まっていった──。




* * *


「……俺、リョウヤは──」


ゴンッ!


張り詰めた空気の中、椅子が揺れた音が響く。真っ白な壁。冷たい蛍光灯の下、リョウヤがカメラの前で震える声を絞り出す。


「……わたくしリョウヤは、これまで数多くの女性を、自分の欲望のままに食い物にしてきました」



画面の奥、彼の背後には“謝罪会見”のパネル。そしてその右手には「記者会見:リョウヤ氏による謝罪映像」と字幕が踊っている。




「日本放送大連合の影に隠れ、私はあらゆる不祥事を“隠蔽”してきました。今回のノアさんとの騒動についても、放送された“お付き合い”という内容は、すべて──私の捏造です」




息を詰まらせるように、言葉を噛む。



「私は、ノアさんに対して無理やり関係を迫り、暴力的な手段を使って従わせようとしました。深く……深く、反省しております」





──その映像は瞬く間にネットへ拡散され、街のモニター、カフェのテレビ、誰かのスマホで、再生された。


「……やっぱり、こいつヤバかったんじゃん?」


「最初から顔が無理だったわ~」


「ってかさ、この件擁護してた局、どこだっけ?」


「終わってんな、日本放送大連合……」


「マジで終わったな、あそこ」




結果──


“日本放送大連合”は、事実上の解散を余儀なくされた。


所属していた放送局の一部は吸収合併され、レグルスホールディングスはメディアの最前線から、完全に“締め出し”を食らった。


ただし、あくまで表向き。


上層部はすべてをリョウヤ一人の“単独犯”と発表し、徹底的に責任の矛先を集中させる形で火消しに走った。──だが、それで逃げ切れるほど、世論は甘くなかった。


彼らのニュース枠には、今も“説明責任を果たさない姿勢”というテロップが並び続けていた。



そして──


ある会見。


涙を浮かべながら、ノアが記者たちの前に立っていた。


「……とても、許せません。リョウヤ氏には、しかるべき償いをしてもらいたいと、強く思っております」


記者がさらに畳みかける。


「今後も、芸能活動は継続されるお考えですか?」


「はい。私は、女優です。誰かのために……この先も役者として歩んでいきます」


静かな会場に、控えめな拍手が起こる。


だが──そのあと、ノアは一拍置き、微笑を浮かべて言った。


「最後に、ひとつだけ言わせてください」


カメラのフラッシュが一斉に走る。


「私は、“悪党リクルートエージェント”の社長──潤様を、お慕いしております。潤様以外に、興味はありません」


「えっ……?」


記者たちの動きが止まる。


「それは、どういう関係で……」


「具体的には──」


「詳しく──」


「──はい、そろそろお時間となりましたので、会見は以上とさせていただきます!」


関係者が慌てて遮ったが、時すでに遅し。


この“爆弾発言”のほうが、リョウヤの謝罪映像よりも数倍のスピードで拡散され、ネットもワイドショーもSNSも、すべて“ノアと潤様”で埋め尽くされた。



とあるバーの片隅で、ひとり映像を見ていた男が笑う。


「はっはっは……やりやがるな、オメェら。サイコーにいかれてるぜ」


ゲンジが酒を煽りながら、潤に笑いかけた。


「これでレグルス派はしばらく動けねぇ。オマエらの会社、これから一気に跳ねるな?」


潤は静かに頷く。


「──やっぱり、三年以内にレグルス潰すって……本気でだったりします?」


ゲンジが目を細めて笑う。


「なぁ坊主。──俺が冗談言うタイプに見えるか?」


「……はい。全力で、やります」


「いいねぇ。そう来なくちゃな」


それでも潤はノアが帰ってきて心から良かったと

そう思った。







【次回予告風あとがき:デュエルスタンバイver】


潤『あとがきで繰り広げられる愛と混沌のバトル。

突如始まった“甘やかし合戦”の裏で、何かが静かに蠢いていた……』


ユズハ『ねぇ先輩~、今日の潤くんってちょっと……吸いたくなる香りしてませんかぁ?』


カエデ『ふふふ~、ご主人様ぁ、ウチはそろそろ“スキンシップMAXモード”入ろかなぁ~?』


潤『やめろ!俺の防御力はもうゼロだ!!これ以上は……耐えられねぇ!!』


作者『次回、「潤、撫でられすぎて死亡」

デュエルスタンバイ!!』フ〜ラ〜ス〜コ〜キラキラスル〜


潤『お前が歌うんかい……』

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