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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
78/262

第65話『俺、ノアと話したい』

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





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ホテルの一室で目が覚めた私は、まず自分の身なりを確認する。




乱れた様子はない。




そして、胸を撫で下ろした。


……よかった。


何もされていない。





安堵から思わず涙が溢れそうになるが、唇を噛んで堪え、部屋を飛び出す。


ここに留まっていては危険すぎる――それだけは本能で理解していた。




エレベーターを待つ時間すらもどかしく、階段を駆け下り、エントランスを抜け、ようやく外気に触れた瞬間だった。

 



『ノアちゃん! もう起きたんだね〜』

 



忌まわしい声が背後から響く。


『ほら、今からさ〜、もう一回部屋戻ってさ。ね? わかるでしょ?』


笑いながら、平然と肩に手を置いてくる。




気持ち悪い。


体の芯が冷えていくような嫌悪感を、私は包み隠さず言葉にした。


『……離して下さい。あなたなんかに興味はありません。むしろ、同じ空気を吸うのすら不快です。それに――私には、心に決めた人がいますので』




その瞬間、猪瀬の笑みがわずかに歪む。


だが次の瞬間、ポケットから一枚の紙を取り出し、突き出してきた。




『へへっ、妬けるね〜。でもさ? これ、俺の番号。いつでも連絡してきていいからさ』



私は即座に破り捨てようとした――その時。



『あー、捨てない方がいいよ? きっと必要になるからさ……君の会社、守りたくないの?』



吐き捨てるような低い声。



心臓が嫌な鼓動を打つ。



『誰があなたなんかに連絡を――』



その瞬間。



猪瀬が、突然身を寄せ、キスを迫ってきた。



『やめて……っ!』


私は力づくで振り払い、何とか顔を逸らす――




――パシャッ!


まるでタイミングを計ったかのように、目の前でフラッシュが弾けた。




一瞬の硬直。


我に返るより先に、私は走って逃げ出していた。


* * *


翌朝。


週刊誌のトップを飾ったのは――



『売れっ子俳優・猪瀬リョウヤ! 次のお相手は話題の若手女優・ノア!』



センセーショナルな見出しと共に、まるで“恋人関係”かのような写真が一面を飾っていた。




スマホが鳴る。


通話先は、見たくもない名前。




『おはよ〜ノアちゃん♪ 記事見てくれた? すごかったよね、俺たち! ……あ、いや“俺ら”か、もう世間的にはカップルってことで♪』




『……ふざけないで下さい。私はあなたなんかと――』




『あれれ〜? いいのかな? 昨日のあの会場にいた人たちにはもう“根回し”済みなんだけど? プロデューサーとか、スポンサーとか……“君の移籍先”もね?』




息を呑む。



『悪徳リクルートエージェント、だったっけ? 潰すのは簡単だよ? 君が嫌っても、周囲が耐えられるかなぁ?』



言葉が出ない。



『まあまあ、すぐに返事してとは言わないから。考えておいてよね? あ、あと……誰かに相談とか、したらダメだよ? わかるよね?』



通話が切れた。



私は、唇を噛み締めることしかできなかった――


* * *


翌日。


出社してすぐ、社長室へ向かうと――


『……潤君!』



暗い顔をしたカエデが、俺を待っていた。


『ん? どうした?』



『これ……見て』



差し出されたのは、今朝の週刊誌。



そこには、まるで確定的な交際を匂わせるように、ノアと猪瀬が“寄り添う瞬間”の写真。



『ノアと……連絡が取れへん……』



カエデが震える声で続ける。


『なぁ潤君……ノアがこんな、嘘に決まってるやんか……!』




ページの見出しが、目に刺さる。



――《若手女優・ノア、ついに交際発覚?》


その記事の下で、笑ってる男の顔を見て――



俺の中の何かが、音を立てて崩れた。







【あとがき小話】


作者『ぐふっ……あと……1話……あと1話で……終わる……!』

(白目)(ガン開き)(半笑い)


(΄◉◞౪◟◉`)


潤『顔のパーツ全部バグってんぞ!?大丈夫か!?』


作者『大丈夫……たぶん……文字数でしか会話できない体になっただけ……!』


潤『それ大丈夫って言わねぇからな!?いやマジで顔怖いって!!』


作者『GW……5話×毎日投稿……!最後の1話で俺は……神になるッッ……!』


潤『その顔で言うセリフじゃねぇ!!むしろ神が離れてくぞ!!』


 


作者:pyoco(最終話、白目で執筆中)


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