表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
77/262

第64話『俺、やはり肝心な時に…』

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





.



 


今日は――新番組のスポンサーとの会食だ。


 


正直、こんな無駄な時間があるなら、今すぐにでも潤様の元へ駆け出したい。


 


でも、潤様が“世界でご活躍される”未来のため。


 


この場もまた、その一環。だから、致し方なく受け入れる。


 


 


会食の相手は、地上波進出を狙う「マジテレビ」の新番組プロデューサー。


そして、その番組のスポンサーに名乗りを上げてきた資産家数名。


 


当然、表向きは“好条件”だ。


番組構成も、出演スケジュールも、こちらに一任されている。


ただ一つ……想定外だったのは。


 


『さーせんさーせん! ちょっと飲んでて遅れました〜!』


 


騒がしく扉が開き、酔いの混じった声と共に入ってきたのは――


 


『おっ、君はノアちゃんだよね? 俺のこと知ってる?』


 


口角を歪め、軽薄に笑いながら、名刺も出さずに座る男。


 


『猪瀬リョウヤ。よろしくね?』


 


 


……知っている。


 


業界では“名のある俳優”――そして、“名の知れた問題児”。


演技力は確かにある。主演作もそれなりにヒットしている。


 


けれど、その陰でいくつの女優が泣いてきたか。


共演者とのゴシップ。交際の強要。報道が出れば、干されるのはいつも“相手側”。


 


彼だけが、なぜか生き残り続ける。


 


その姿はまるで“芸能界の膿”。


……できることなら、同じ空気すら吸いたくなかった。


 


 


『それでさ〜プロデューサーさん? 今回の新番組、俺が主演やってあげるってことで、あとは……ノアちゃんともう一本ドラマ、ね?』


 


『ああ、あれな。……少しだけ、だけど彼からの強い推薦もあってね』


 


プロデューサーは苦笑いを浮かべつつも、その目に“諦め”の色はなかった。


 


『ははっ、すんませんね〜。やっぱ俺、一流っすから。妥協とか無理なんで〜!』


 


軽く笑って、グラスを傾ける猪瀬。


 


(……何を、言っているの)


 


そのやり取りの意図に気づいた瞬間、背筋が氷のように冷えた。


 


……この男は“出演”を“交換条件”にしている。


私との共演を“報酬”として要求している。


 


そのために番組にねじ込まれた“スポンサー”と“裏の力”――


 


(最低です……)


 


私が何も言わなかったのは、怒りで言葉が出なかったからだ。


 


 


つ――


 


グラスを一口、口に含んだ瞬間。


 


目の奥が、ズキンと痛んだ。


 


(……しまった)


 


 


身体が、思うように動かない。


 


呼吸が、浅くなる。


 


指先が震え、意識が遠のく。


 


 


(――薬?)


 


気づいた時には遅かった。


 


私は、ゆっくりと席を立ち、


 


『……申し訳ありません。少し……体調が……』


 


猪瀬が立ち上がり、腕を掴もうとする。


 


『待ってよ〜ノアちゃん? ほら、座って――』


 


 


『触らないでください』


 


冷たい声が、自分の口から漏れたのを感じた。


 


『……失礼、し、ま……』


 


 


そこまでだった。


 


視界が反転し、世界が暗転する。


 


最後に見えたのは――


 


猪瀬がニヤリと笑っていた、最低の顔だった。


 






【あとがき小話】


潤『もやしもやしもやしー

もやしを食べるとー頭頭頭ー、あたまーがよくなるー』


作者『そうだな潤、頭いいな、本当に……

めちゃくちゃあたまいいー!!おまえは天才だー!!

もやしでIQ9000!学会も驚き!NASAがスカウト!芦田愛菜もびっくりぃぃぃ!!!』


潤『へっ、もっと褒めろ。崇めろ。祭り上げろ』


作者『潤、頭いいー!すっごく賢いー!知ってる?潤!』


潤『なんだよ』


作者『“多少残念でもいい”って言い続けると……よくなるらしいぞ……』


──妙な間──


作者『潤、頭いいー……潤、IQ高いぃぃ……潤、すごいー……』


潤『…………おい』


 


作者:pyoco(信じる心が、脳を育てる)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ