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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
58/262

【特別回】GW前の作者(by 潤)

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





.




GW前夜。

机の前で、白目剥いた人間が一人。


それが作者だった。


 


「はは……GWに20話……とか言ってたなぁ……俺……。

書けるわけねぇだろバカヤロォ……ッ!」


肩から力が抜けて、机に突っ伏す。


背後では、うるさい連中がわちゃわちゃと――俺の部屋で勝手に盛り上がっていた。


 


「潤様っ! この状況、見過ごすべきではありませんっ!」


ドアを開け放って現れたノアは、作者の背後に立ち、ピシャリと言い放つ。


「このままでは、執筆どころか、精神崩壊です。凛としてください!」


「おいノア、今一番凛としてないのはお前の声量だって気づけ!」


 


「ねぇねぇ潤くんっ! みてみて、もやしの形したクッキー作ったのーっ!」


ぴょこぴょことミリーが机の上に飛び乗ってきた。

その手にはもやしクッキー……いや、それはただの失敗作じゃないか?


「ってか、そのクッキーでキーボード汚すのやめて! 作者が泣いてるって!」


「えへへ~、泣いてるなら、ミリーがぎゅってしてあげよーか?」


「今は物理的に近寄るな! マジで危険物だからそれ!!」


 


「潤ぅ~、まさかとは思うけど、作者さんホントに連投するつもりなんですか~?」


壁にもたれながら、ユズハがニヤッと口角を上げる。


「そういうの、普通はネタっていうんですよ? 本気にしちゃうと痛い目見ますよ~?」


「誰がネタに体張ってるって!? いやもうこれ、命の燃焼レベルだからな!?」


 


「潤くん潤くんっ! うちが応援飯つくってきたで!」


キッチンから乱入してきたカエデが、なぜかフライパン片手に登場。


「書けるもやしチャーハンや! にんにく効かせてガッツリやでぇ!」


「そのネーミングやめて! 書けなかった時の敗因がもやしになるのイヤ!!」


 


「……皆さん、いい加減にしましょう」


全員の動きがピタリと止まる。


エンリの静かな圧が空間を支配した。


「潤さんも、作者様も、今はとても疲れているのです。思いやりを持ちましょう」


ノアが一歩引き、ユズハが「うわー本気だ」とヒソヒソ声。

カエデはフライパンを背中に隠し、ミリーは机の下に避難した。


 


俺はというと――


「ありがとう、エンリ。けどまあ、うちの作者、止まらねぇんだよな。

これだけ頑張ったら、みんなが笑ってくれるかもって顔して、白目剥いてキーボード叩いてんの」


 


……バカだなって思う。

でも、ちょっとだけカッコつけたくなるのも、わかる気がする。


 


「……でも潤くん? これ終わったらGW中ずっと遊んでくれるんよね?」


「そこは全力で断る! まず作者が生き残れるかどうかだ!」


 


──こうしてGW前夜、俺の部屋は、騒がしくて、温かくて、ちょっとだけカオスだった。


そして作者は今も、白目を剥きながら、


**「20話……20話って言っちゃったんだよ俺……」**と呟きながら――執筆中。





【あとがき小話】


作者『安心してください……書きますよ……(白目)』


潤『いや“大丈夫”ってなんだよ!?顔が全然大丈夫じゃねぇよ!?』


作者『20話……20話って……一日5話で……3日で15話、あと2日で……白目むいても間に合う計算です……』


潤『計算してる暇あったら1話でも書けよ!!!あと精神状態やばいぞ!?』


作者『指が……勝手に……キーボードを叩くの……

もはや意思じゃない……運命……これはもう……義務……』


潤『やめろ、作家が“義務”とか言い出したら終わりなんだよ!!!誰か水持ってこい!!!』


作者『潤くん……もやし持ってきて……』


潤『意識飛んでんのにリクエストだけブレねぇな!?』


 


作者:pyoco(白目のまま執筆中)


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