第4話『カズヤのその後』
「才能を奪って、成り上がる!」
無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。
ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!
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第4話:カズヤのその後
「……はぁ? キモいんですけど。二度と電話してこないで」
――ガチャ。
「……クソッ……!」
スマホを睨みつけて、カズヤは悪態をついた。
これで18人目。
かつて自分に貢いでいた“姫”からの拒絶。
理由はわからない。
いつからか、女たちが離れていった。
俺のこの顔と、トーク力が通じねぇ?
あり得ない。
あり得ねぇ!
「……俺が声をかければ、女どもは財布を開いた。
酔わせて、脅して、売って、笑って……」
「俺がこの街で勝者だったはずだろ……!」
だが現実は――
「おいカズヤァ! いつまでナンバー2気取ってんだよ。売上ゼロのクズが、便所掃除でもしてろや!」
ゴンッ!
蹴られた尻を押さえ、トイレの床を這いつくばる。
床にこぼれたシャンパンの甘い匂いと、吐瀉物の酸っぱい臭いが混ざり合う。
同僚たちは、カズヤを元エースとして扱うどころか、完全にゴミを見る目だった。
「昨日もまた客にフラれたらしいぜ」
「自分から『一気いきまーす!』って飲んで潰れてたの、草すぎたわ」
乾いた笑いが、背中に突き刺さる。
(……クソが……こんな店、辞めてやる)
カズヤは掃除道具を放り投げ、ロッカーに戻ろうとする。
だが、その瞬間。
「おい……カズヤァ……」
背後から、ねっとりとした声が響いた。
振り向くと、スーツ姿の男たち。
黒い車。サングラス。冷たい笑み。
「瀧田組」のヤクザたちだった。
「今月分の揉み消し料が、まだやろうがァ……どうなっとんじゃ、オラ」
冷や汗が吹き出る。
「あ、いや、その……金は、来月……あの、新しい店で働く予定なんで……すぐ稼げますって……」
「……オメェ、マジで言ってんのか?」
リーダー格の男が、カズヤをじっと見つめる。
そして――ふっと笑った。
「なんだァそのツラ……ブッサイクになったなぁ」
「へ、へへ……髪型、変えたからですかね?」
「いやいや……人間の中身が腐ると、顔にも出るんやなって思ってさ……」
カズヤが一歩後ずさる。
「……あの、本当にすぐ返すんで、ちょっと待ってくださ――」
バンッ!
後頭部に衝撃が走った。
背中をつかまれ、腕をねじ上げられる。
「冗談キツいんやで、ボケェ。カネがねぇなら、テメェの体で払ってもらうしかねぇわなぁ?」
「や、やめっ……ちょ、ちょっと待ってッ、ま――」
バンッ! ドアが閉じられ
その後カズヤを見たものはいない
【あとがき小話:そのとき歴史が動き出す(主に潤が)】
作者『いよいよここから──ヒロインズが参加し始めま〜す!!どんどんパフパフ〜〜!!』
潤『テンションの割に言ってる内容が淡白だなおい……てか最初に出てくるのって確か──』
作者『シーー潤シーーーーッ!!!あとがきでネタバレする気!?遊戯王の次回予告じゃないんだから!』
潤『例えが独特すぎて逆に気になるわ!“城之内死す”的な!?』
作者『あれは衝撃だったよね〜。でもここは“潤が壊れる”だから』
潤『なにその未来確定演出!?あと予告で主人公壊すなや!』
作者『だって感性の法則に則ってるから!』
潤『“感性の法則”って初耳なんだけど!?どこのラノベ魔術体系だよそれ!!MP消費何よ!?』
作者『ゼロよ。感性はフリーエネルギーだから。論理は後付け。これぞ感性原理主義。』
潤『説明されたのに全然納得できねぇーーッ!!てかあとがきで謎の思想ぶち込むなよ!!』
作者『で?潤くんは? 被害者意識拗らせ系?感情受難型?ヒロイン災害対応マニュアル適応者?』
潤『なにそのスキルビルド画面みたいなカテゴライズ!?全部当たってるから余計に腹立つんだけど!!』
作者『まぁまぁ、そう騒ぐなって。とにかく、ここからは“推しヒロイン選手権”が開幕するのです!!』
潤『待て待て、まだ登場すらしてないのに推せってどういう構造!?ビジュアルも情報もゼロなんだが!?』
作者『大丈夫!彼女たちは“出た瞬間に事件”だから!!インパクト即オススメ!!』
潤『やべぇ、読者より先に俺の神経が擦り切れそう……』
作者『ということで、潤が生きてる間に次話もお楽しみに〜〜!』
潤『生きてる間って言うなぁああああああ!!!』