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才能奪って成り上がる!無職の俺がヒロイン達と社会を支配するまで  作者: pyoco
第1章『ズバリ!才能奪取成り上がりでしょう!』
47/262

第40話『俺、Vtuberデビューする』

「才能を奪って、成り上がる!」


無職で底辺だった俺が、美少女ヒロイン達とともに現代社会を攻略していく物語、ぜひ覗いてみてください。


ちょっと空き時間に、俺の成り上がりハーレム物語をどうぞ!


感想・評価・ブクマ、ぜんぶめちゃくちゃ励みになります。

書く気力が120%になるので、応援よろしくお願いします!


ブックマーク&評価をいただけると、次の展開の原動力になります!

感想も全部読んでますので、お気軽に一言でも残してくれると喜びます!





.



SABAKIチャンネルに裁きが下った記念と、新事業のキックオフも兼ねて――

俺の部屋に全員集合していた。


ノア、カエデ、エンリ、ユズハ、ミリー。

圧がすごい。てか狭い。あと俺のスペースどこ?


ちなみにリアは「ショウの取り調べで面白い話聞けた」とかで警察詰め。

あの人、物語の裏でひとりでボス戦してる気がする。


 


「改めて、今回はほんっとーにありがとですっ!」


ミリーが、ぴょこんと立ち上がって、元気にぺこり。


「ミリー、勇気出せなくて…いっぱい迷惑かけちゃったけど……でもでも、みんな優しくしてくれて……! ミリー、なにかお返ししたいなって思っててっ!」


謝罪なのにニコニコ。全力で前向き。これぞミリー。

不思議と怒る気にならない。


 


「ミリーちゃん……その気持ちが、何より嬉しいですよ♪」


エンリがにこっと微笑んで、ぽふんと頭を撫でた。


「困難を乗り越えたのは、あなた自身の勇気です。だから――胸を張ってくださいね?」


エンリがそっとミリーの頭を撫でる 


「あうぅ……えへへ……ミリー、がんばってよかったぁ〜!」


照れてくしゃっと笑うミリー。

あれ、ここ天国?尊さで息できない。


そのとき。


「なぁ潤くん! うち、めっちゃええこと思いついたんやけど!」


カエデがバンッと手を叩く。

悪い予感しかしない。


「Vtuberや! Vtuberデビュー! ノアちゃんは声バレするからアカンけど、他のみんなならイケるんちゃう!?」


 


「えっ、それ最高〜♪ ユズハの魅力、み〜んなに届けられちゃいますぅ〜」


 


「ミリーもやるーっ! お礼言いたいし、動画で伝えたいのっ!」


え? いや、ちょっと待て?

展開早ない? 話どこでまとまったん? てかなんで全員やる気MAX?


 


「……ま、まぁアバターくらいは……作っとくか」


 


――で、せっかくならカッコいいの作りたいよな。


悪魔とか、吸血鬼とか、闇の執行者的な……

ああ、黒コートに片目隠れてるタイプとか……

いやネコ耳もアリじゃね?むしろギャップで――


 


「ってことで! この間も才能奪ったやろ? 潤くん、任せたで!」


「潤く〜ん、ありがと〜♪」


「先輩〜、可愛くお願いしますねっ♡」


 


「え、ちょ……俺……えっ?」


 


――はい、裏方確定。

潤くん、編集担当、おめでとうございます(泣)


 


「……まぁ、動画編集の才能は取ったけどさ……」


 


ピロンッ。


 


【才能奪取について打ち明けたため、好感度が高い】

【ミリーとのリンクスキルを獲得しました】


 


……へっ?


 


ニコニコ顔のミリーが、ぱたぱたっと俺のとこまで来て、


「ジュンくんっ! これからよろしくねーっ!」


って無邪気な笑顔で、腕にぎゅってしてくる。


 


……あの。ちょっと、いろいろ処理が追いつかないんですが。




ミリーが俺に抱きつき、全力で無邪気に甘えてくる。


ふにゃっとした笑顔。無抵抗な腕。

ぬいぐるみかお前は。


……で、俺は――というと、


恐る恐るノアの方を見た。


 


あれ……?


怒って、ない……?


 


「ちょっとぉ〜、ひどいですよ〜」


ぷくっと頬を膨らませながら、ユズハがノアを突っつく。


「先輩と私がイチャイチャすると、ノアさん怒るくせに〜」


 


「……流石に、子供相手にムキにはなりません」


ノアがすっと目を伏せて、落ち着いた声で返す。


 


「そやろな〜! さすがに子供相手にノアも怒らんて!」


カエデが笑いながら背中をぽんぽん叩いてくる。


 


確かにエンリもこっちを優しい目で見てるし、

なんか“保育士感覚”でスルーされてるっぽい。


 


「ところで、ミリーちゃんはいくつなん? Vtuberデビューゆうても、子供やったらちょっと厳しいで〜?」


 


その問いに、ミリーはキョトンとしながら、


「ミリーは、20だよっ♪」


 


……一同「……へっ!?」


 


その場の空気が、音を立ててフリーズした。


全員の顔に走る困惑と動揺。


 


え、二十歳?

嘘やろ……?いや、嘘じゃない。あのテンションで成人済み?

このノリで? この身長で? この甘え方で??


 


俺は思わず、口を押さえた。


……ごめん、さっきまで本気で小学生だと思ってた。





【あとがき小話】


作者『潤、すぐそうやって悪ノリする……』


潤『いやお前が言うな!? ノアのモノマネから始まった流れ忘れてんのか!?』


作者『これだからもやしは……』


潤『何その偏見!? 俺が何したら“もやし”カテゴリーに分類されんだよ!!』


作者『もやしっぽいじゃん。細くて、地味で、安定してて、でも主張してくるとウザいときある感じ』


潤『お前今、世界中のもやしと俺を同時にディスったな!?』


作者『でも栄養価高いし、あると助かる。つまり潤も、いると助かる』


潤『急に褒めて取り繕うな!!それ“もやし”としての評価だろ!?人として評価してくれ!!』


作者『じゃあ“万能安価系ツッコミ専用男子”でいい?』


潤『なんだその称号……泣いていいか?』


 


作者:pyoco(本日の潤=もやし大盛り)


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